アクキー印刷を業者に依頼する際に注意すべき点とは

近年、趣味でアニメなどのアクキー印刷をする人が増えているようです。好きなアニメのキャラクターなどのアクキーを作成するのは、ファンにとっては楽しみのひとつでしょう。
アクキー作成を業者に依頼するには、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

 

 

■アクキー作成の流れ

アクキー作成の流れを順を追ってみてみましょう。

1.業者にアクキーの制作を依頼すると、スタッフと一緒に細かな打ち合わせを行います。

2.打ち合わせ後、イラストデータを制作して入稿します。

3.データに問題がないか、業者がチェックします。このとき、著作権についてもチェックが入ります。

4.データに問題がなければ、プリントデータやレーザーカットデータを制作して、再度データをチェックします。

5.データに問題がなければ、アクリル板に印刷します。

6.印刷したアクリル板をレーザー加工機でカットします。

7.カットしたアクリル板を検品します。

8.ナスカンなどの金具をつけて個数を確認し、封入します。

9.封入後、依頼者の元へ発送します。

アクキー作成は、だいたいこのような流れになります。
注文ごとに内容の違う作業ですので、完成までにある程度時間がかかるのは仕方がないです。

 

■著作権の問題

依頼者が業者に提出したイラストデータについて、著作権上の問題がないかどうかチェックします。アクキー作成において、著作権の侵害にあたる可能性がある場合は、業者からアクキー作成を拒否されます。特に二次創作物は、違法コピーとみなされるおそれがありますから、十分注意が必要です。
ちなみに、アクキー印刷において、著作権侵害の可能性があるのは以下のようなケースです。

a.明らかにキャラクターなどのコンテンツのコピー。または、コピーかどうかはっきりしないデータ。

b.依頼者と関係のない、他コンテンツのロゴマーク等をコピーしたもの。

c.暴力や性描写により、キャラクターのイメージを低下させるおそれのあるもの。

また、ディズニー社が著作権を保有するキャラクターや、有名なゲームキャラクターなども、制作を拒否される場合がほとんどです。さらに、上記に該当しなくても、業者の判断により作成を拒否される場合があります。

つまり、業者が著作権法違反で訴えられるおそれがあると判断した場合は、作成を拒否されるということです。著作権については、業者のウェブサイトの利用規約に、その業者の見解が掲載されている場合が多いので、事前にチェックしておきましょう。

 

 

■アクキー印刷の具体的な進め方

初めてアクキー印刷を依頼する人が、知っておくべき事柄をまとめてみました。

・サイズとは

業者とのやり取りの中で、サイズという言葉が出てきます。ここで言うサイズとは、アクキー印刷の仕上がりの希望サイズのことです。

アクキー印刷は原寸大ですので、アクキーを作成したいサイズで原稿を作る必要があります。そのため、50ⅹ50mmのサイズで作りたいなら50ⅹ50mmの大きさで原稿を作りますが、出来上がりはこれに2㎜のカットラインがプラスされたサイズになります。

・解像度とは

解像度も、業者とのやり取りでよく出てくる言葉です。解像度とは、画像の細かさのことです。画像の密度と言い換えてもいいでしょう。

解像度が上がればそれだけきれいな画像になりますが、画像データが重くなり処理に時間がかかります。解像度と似たような単位にdpiというのがあります。dpiとは「dots per inch」の意味で、1インチ角のサイズにどれだけの数のドットが含まれているかという意味です。

アクキー印刷の場合、350dpiくらいが標準と考えればいいでしょう。あまりにdpiが大きいデータは処理に時間がかかるため、場合によっては、業者から追加料金を請求される可能性もあります。

・画像サイズと解像度

画像サイズと解像度は、必ずしも比例するものではありません。画像サイズが小さくても解像度が高い場合もありますし、画像サイズが大きくても解像度が低いケースもあります。前者の場合は密度の高いきれいな画像になり、後者は密度の低い粗い画像になります。

・両面印刷の注意点

アクキー作成には、片面印刷と両面印刷があります。片面印刷は文字通り片面だけで、裏をひっくり返しても何もありません。これに対して両面印刷の場合は、裏をひっくり返すと表と同じイラストになっています。

両面印刷の場合は、表と裏がすべてピッタリ合っていないと、うまく作ることができません。わずかでも重ならない部分があると、そこだけはみ出してしまいます。

・白版、白打とは

白版とは、黒や青の濃い色のTシャツなどに印刷する場合に、色のコントラストを出すために塗る白インクのことです。これをアクキー作成に応用すると、まず白インクを塗ってから本当に塗りたい色を塗布することにより、透明な板なのにしっかりと紙に印刷したように、くっきりした画像になります。

・色の違いが出る可能性

アクキー作成は、本来透明な板に印刷する高度な技術ですが、依頼者と業者のパソコン環境の違いで、若干色に差異が出る場合があります。その原因として、依頼者が使っているディスプレイのメーカーや、ディスプレイの色設定と、業者のディスプレイとの違いが挙げられます。

アクキーは業者側で出た色で作られますから、思い通りの色にするには、事前に業者側の色を確認しておくといいでしょう。そうしないと、出来上がってから、色のイメージが違うといった問題が起きるおそれがあります。

・カットラインとは

アクキー印刷の仕上がりで、コンテンツの周囲をカットするラインのことです。カットラインは業者にまかせてもいいのですが、だいたいのラフなイメージを提出するのが通常です。しかし、どうしてもカットラインにこだわるなら、「完全にこのとおりにして欲しい」と伝えておくほうが、思った通りの仕上がりになります。

カットラインはただのカットするだけの線なので、あまり気にしない人も多いようですが、カットラインの仕上がりによって、全体の見栄えが大きく変わることも少なくありません。しかし、初めてアクキー印刷を依頼するのに、このような細かい点まで業者に的確な指示をするのは無理ですから、最初のうちは業者におまかせでいいでしょう。

・透かしデザインとは

透かしが入ったアクキー印刷は美しく魅力的ですが、これを作成するには高度な技術を要します。まず、すべての色が透かせるわけではないことを、覚えておきましょう。また、白打ちをしたら出せる色が、白打ちをしないと見えなくなることもあります。

さらに、透かしは元の色に比べると、多少ぼけてしまうのも特徴のひとつとして挙げられます。また、両面印刷では、表と裏に違う色の透かしを入れるのはあまりおすすめできません。

 

■どのような業者に依頼すべきか

個人で依頼する場合は作成する個数が少ないので、小ロットでも低価格で作成してくれる業者に依頼しましょう。小ロットでは割高となってしまう業者も多いので、個数別の値段をチェックしてから依頼することをおすすめします。初めてアクキー作成をする人は、まず何をどうすればいいのかわからないものです。

そのため、アクキー作成を業者に依頼するなら、グッズ作成をサポートしてくれる業者のほうがいいでしょう。また、価格表にないサイズが欲しい場合は、業者に問い合わせてみましょう。価格表にないからと言って、作れないわけではありません。

このような注文を快く引き受けてくれるような業者なら、安心して依頼することができます。ちなみに、見積もりを依頼するだけなら、無料でやってくれるのが一般的です。そのため、個数が多いなど料金が気になる場合は、複数の業者に見積もってもらうといいでしょう。

 

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アクキーはどのように作る?アクキーを作成する上での注意点

若い女性の間で、アクキーの作成が人気です。自分だけのオリジナルのアクキーを、バッグにつけている人もよく見かけます。このように人気のアクキーですが、初心者でも簡単に作れるのでしょうか。アニメグッズなどのアクキーを作成するには、どのような点に注意したらいいのか、また、作成の流れもまとめてみました。

 

 

■アクキーを作る流れ

アクキーは自作でも作ることができますが、やはりきれいに仕上げるには、専門業者に依頼したほうがいいでしょう。業者に依頼する場合に、まず必要になるのがデザインデータ作成です。業者の商品一覧から、作りたい商品の専門テンプレートをダウンロードして、デザインを作成します。

テンプレートファイルをダウンロードしたら、テンプレートに合わせてデータを作成して入稿します。アクキー初心者にとって、デザインを作成するのは大変な作業ですが、業者が用意したテンプレートどおりに作れば簡単に作成することができます。業者は、テンプレートどおりに作られたデザインなら、スムーズに作成できるように業務工程を組んでいます。

そのため、テンプレートに沿ったデザインデータなら、早く安くきれいに仕上げることができるのです。テンプレートを使わないでデザインデータを作ることも可能ですが、その場合は業者側も作成に余計な工程がかかるため、時間もかかり費用も割高となります。

テンプレートを使えば作業がスムーズにいきますので、必ず注文に応じたテンプレートを使い、サイズや折りピッチなどは絶対に変えないようにしましょう。もし変えてしまうときれいな仕上がりにならないため、テンプレートを使う意味がなくなります。

・注文とデータ入稿

デザインが出来上がり、希望数量が決まったら注文作業に入ります。データ入稿の手順は、業者のホームページを見ればわかるようになっています。多くの場合、データ入稿後に画面に表示される注文番号等をメールで送ることで、注文受付となるようです。

また、入稿データの容量が大きい場合は、ファイル転送サービスを使ってデータ入稿することもできます。業者がスムーズに作業を進められるように、完全なデータを入稿するようにしましょう。

データに不備があるとその部分について問い合わせが発生したり、再入稿になったりして、作成までに余分な時間がかかることになります。データに問題がなければすぐに作成に入り、出来上がりを検品後に梱包し納品となります。

 

■データ作成方法

入稿データは、デザインレイヤー、カットラインレイヤー、白引きレイヤーに分けてデータを作成し、入稿します。また、両面印刷の場合は裏面レイヤーも、デザインを左右反転した状態で追加する必要があります。両面印刷では、表と裏のデザインサイズを、ピッタリ合わせなくてはなりません。

もしサイズが合わないと、印刷したときに一部がはみ出して、きれいな仕上がりにならないので注意しましょう。イラストレーターの設定はCMYK、キャラ画像のデータもCMYKで入稿するのが一般的ですが、一応業者のホームページで確認してください。なお、表面レイヤー、裏面レイヤー、カットラインレイヤー、白引きレイヤーは、完全に重なった状態で入稿する必要があります。

このとき、表面は原寸大で作成するのがポイントです。裏面は表面と左右反転した画像ですが、文字の反転も忘れないようにしましょう。

白引きは、C0/M0/Y0/K100の「塗り」のみに設定し、キャラ画像の外枠から0.2㎜内側に作成してください。カットラインはキャラ画像から1.5㎜以上あけて、パスで作成します。

・白引きデータ作成時の注意

画像の中にとがった部分があると、白引きがはみ出す可能性があります。そのため、とがった部分の背景には、ゆるやかなカーブの映像を敷いておきましょう。白引きは、そのゆるやかなカーブの背景に沿って行えばうまくいきます。

・カットライン作成時の注意

とがったものや中抜き仕様、隙間が細かい画像は、カットラインがうまく引けない場合があります。カットラインがえぐれていたり、鋭角になっているとレーザーでカットした際にバリが出やすく、仕上がりに影響しますので、なるべくなめらかな曲線にしたほうがきれいになります。

・画像データの注意事項

キャラ画像のデータは、不要な部分はなるべくトリミングしておきましょう。クリッピングマスクで隠しただけだと、隠した部分もデータサイズと認識されるため、面付けがうまくできない場合があります。自分で処理するのが困難な場合は、業者に相談しましょう。

・リンクホルダーの注意

リンクホルダーは自分で加工せず、入稿用テンプレートにあるリンクホルダーのデータを、そのまま使用してください。テンプレートのサイズより小さいと破損しやすくなり、サイズが大きいと業者のほうでうまく対応できず、時間がかかったり別料金が発生したりする可能性もあります。

・その他の注意点

キャラ画像の解像度は、350~600dpiくらいが標準です。入稿時は、データのズレやサイズの違いなどを防止するために、レイヤーを分けた状態で重ねて入稿しましょう。ちなみに、裏面なしの片面印刷での作成も可能です。

アクキー作成は、多くの場合1個からでも受け付けてくれますが、料金が割高となる場合があります。20個以上注文すると料金が安くなる場合が多いのですが、この20個は同じデザインでなくてもかまいません。つまり、2種類のデザインを10個ずつでもいいので、組み合わせは自由に選ぶことができます。

 

 

■アクキー原稿作成のアイデア

アクキー初心者は、原稿作成時にいろんな失敗をしてしまいます。場合によっては、思っていたものと違うグッズが、出来上がってしまうこともあるかもしれません。アクキー作成を失敗しないためには、あらかじめ知っておいたほうがいいことがあるので、それをまとめてみましょう。

・カットラインは余裕をもって

アクキーを作成する際は、絵柄の外線ギリギリでカットすると、出来上がりが切れてしまうことがあるため、ある程度余裕をもって引いておきましょう。絵柄とカットラインは、2ミリ以上離したほうが無難です。

特にチェーンを通す穴の周辺は注意が必要です。穴と絵柄がかぶったり絵柄をよけて穴を細工したりすると、割れやすくなるなどの不具合が発生することがあります。

・サイズを確かめる

注文時には40mm×40mmとか70mm×70mmなど、サイズを決めたはずですから、このサイズからカットラインがはみ出していないかチェックしましょう。もしもはみ出したまま作成すると、出来上がりにズレが生じてしまいます。

・解像度を確認しよう

解像度は350dpi以上が推奨されています。解像度がこれ以下だと、画質が荒く見た目がきれいに仕上がりません。また、あまりに解像度が高いと、今度は作業に時間がかかってしまいますので、上限は600dpiくらいにしておきましょう。

・裏面のデザインに注意

両面印刷の場合は裏面も必要になりますが、表と裏が微妙に違っていると出来上がりがよくありません。また、裏面のデザインも表から印刷するため、文字は反転させておきましょう。表面と裏面の外線がピッタリ合っていないと、反対側の面の絵柄がはみ出してしまうことになり、仕上がりがきれいにならないので注意が必要です。

 

多くの場合、これらの不具合は作成の前に業者がチェックしてくれますが、不具合があるとデータの再入稿となり、作成の予定日数が伸びるなどの問題が発生します。アクキーの作成がスムーズに進み、きれいな仕上がりになるためには、このように注意すべき点がいくつかあります。両面印刷はいろんな不具合が発生しやすいので、最初に作る際は片面印刷にして、慣れてから両面印刷に挑戦するのもひとつの方法です。

 

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アクリルキーホルダーは自作と業者に依頼するの、どちらにすべき?

最近若い女性の間で、アクリルキーホルダーを作るのが静かなブームになっています。同人やアニメのキャラクターなどを使って、好きなように作れるのがウケているのでしょう。アクリルキーホルダーは、業者に依頼したほうがいいのでしょうか。

業者に頼むのは、お金もかかるし面倒です。それに、手作りの楽しみもなくなってしまいます。自作するのと業者に依頼するのと、具体的にどんな点が違うのか比較してみました。

 

 

■自作する場合のデザインのコツ

アクリルキーホルダーは、数センチ角の中にデザインを収めるので、配色イメージが大切になります。限られたスペースの中で作るので、あまり色遣いが多いとデザインが難しくなるだけでなく、見づらいものになってしまいます。アニメのキャラクターにしても動物やエンブレムにしても、基本となる色を決めたら、その色と反対の色調の色はなるべく使わないようにするのが、まとまりのあるデザインにするコツです。

また、細かい部分をデフォルメして見やすくするのも、大切なポイントとなります。そのほうが使う色を抑えることができるので、特徴を捉えたわかりやすいデザインにすることができます。アクリルキーフォルダーはアクセサリーですから、見た目が美しいことが大切です。

そのためには、多少デフォルメして本物とディテールが違っても、大した問題ではありません。わかりやすく見やすくて、きれいに仕上がっていることが第一のポイントと考えましょう。次に大切なのが、何の絵柄にするかということです。

こちらのほうが、一番に考えるべきという人も多いことでしょう。しかし、アクリルキーホルダーは数センチ角の中に収めるものですから、絵柄を第一にすると複雑なデザインを選ぶことにもなりかねません。それでは仕上がりがきれいにならないのは、前述したとおりです。

そのため、できれば何の絵柄にするかを最優先にしないほうが、いいものが作れます。アクリルキーホルダーは鍵につけるだけでなく、バッグなどにつけることも多いので人目に触れるものです。

そうなると、いくら自分の好みだとしても、あまりに奇抜なものやきわどいものは避けたほうがいいでしょう。そう考えると、アクリルキーホルダーの絵柄は、ある程度無難なものにすべきなのかもしれません。

 

 

■自作する方法

アクリルキーホルダーは、いくつかの材料を使って自作できます。簡単に手に入る材料で作ってみましょう。

・プラ板を使う

準備するものは、プラ板にレジントップコートなどです。印刷するなら、プリンターで印刷できるプラ板を選ぶ必要があります。

次は、プラ板を好きなサイズにカットしましょう。このとき、絵柄ギリギリでカットしないことが、きれいな仕上がりにするコツです。ついでに、キーホルダーとして使うための穴も開けておきましょう。

次に、トースターにアルミホイルを敷いて、その上にプラ板を置いて焼きます。焼くとかなり小さくなるので、少し大きめに作るのが、上手に仕上げつコツです。

焼きあがった状態は平らではないので、厚手の本の間に挟んで平らにします。次に、平らになったプラ板の上から、レジントップコートを塗ってください。これにキーホルダーをつければ完成です。

・アクリル板を使う

まず、印刷した絵柄をアクリル板に乗せてテープで固定します。次に、イラストに合わせてアクリル板を切ります。それから、切り口の断面をやすりで削って綺麗に仕上げましょう。

印刷した絵柄を透明なシールでアクリル板に貼り付け、キーホルダーを通して完成です。工程は少ないですが、アクリル板が硬いので、カットと削るのに時間がかかるため数多く作るのは困難です。

・ハメパチ(フォトキーホルダー)を使う

ハメパチは100均ショップで売っていますから、サイズや色は好きなものを選びましょう。絵柄はハメパチの形に合わせて作ります。ハメパチの表と裏に違う絵柄を入れても、面白いものが出来上がります。

自由に作れるのが手作りのよさですから、いろんなアイデアを出して自分だけのアクリルキーホルダーを作りましょう。まさにこれがハンドメイドで、世界にひとつだけのアクリルキーホルダーです。ハメパチの素材はアクリル製が多く、ナスカンがついてぶら下げられる作りになっているので、絵柄さえ描けばあとは簡単に作れます。

絵柄のかわりに写真や押し花、プリクラなどを入れてもいいでしょう。
このように、ハメパチを使えば自作のアクリルキーホルダーが簡単に作れます。これまで紹介した中で一番量産が可能なのが、ハメパチを使う方法です。そのため、まずハメパチを使ってアクリルキーホルダー作りに慣れてから、もっと難しい作り方にチャレンジするのもいいかもしれません。

 

■業者が作るアクリルキーホルダー

業者は、専用の機械で絵柄に沿って型を抜き、印刷してアクリルキーホルダーを作ります。そのため品質を一定に保つことができるので量産も可能です。以前は販売用として、企業から依頼を受けてまとまった数を作成することが多かったのですが、現在では1個から依頼を受ける業者も増えており、小ロットでも可能なので個人の注文も多くなっています。

業者が作るアクリルキーホルダーは、複雑な形でも一気に機械でカットしてしまうので、自作のように手間がかかることはありません。

カットしたあとは、アクリルに付着しているほこりや削りカスを除去したり、ブラシで見えないほこりも取ります。それから、カットしたアクリル板にUVインクジェットプリンタで絵柄を印刷して、最後にキーホルダーなどのパーツを取り付けて完成です。

・印刷の種類

業者が行うアクリルキーホルダーへの印刷は、主にUVインクジェット印刷で行われます。アクリル板に直接インクを吹き付けるので、凸凹したアクリル板でもきれいに印刷できるのが特徴です。従来のオフセット印刷のように版下もいらないため、印刷の手間がかからずコストも抑えることができます。

・アクリル板の印刷

アクリル板の印刷は、片面印刷と両面印刷があります。片面印刷なら、裏側は白引きになります。透明な素材に印刷する場合は、一度白引きして印刷すれば、透明なアクリルでも絵柄が透けることはありません。

もちろん、絵柄を透けさせたいなら、白引きをしなければいいだけです。両面印刷は標準的な印刷方法ですから、業者が行うときれいにできるのですが、個人が両面印刷をすると細かい部分を表裏でピッタリ合わせるのが難しく、きれいな仕上がりになりません。また、表刷り印刷でアクリルの表面だけに印刷する方法もあります。

これだと印刷面に触れることたできるので、印刷の凹凸を手触りで楽しめます。これとは別に、裏刷り印刷という手法もあります。

これは、裏面に反転して印刷した絵柄を、透明なアクリル板を通して表側から見るものです。これだと、絵柄が汚れたり摩耗することがありません。

・さまざまなパーツを選べる

業者は先端パーツをいろいろ揃えています。松葉、キーホルダー、ボールチェーンのような標準的なパーツなら、料金とコミでつけてくれることも多いようです。また、このほかに星形やハート形などのナスカンもあるため、オリジナリティの高いアクリルキーホルダーの作成が容易にできます。

このように、個人作成と業者による作成を比較すると、さまざまな違いが見られます。しかし、個人用として使用するだけなら、自作でも十分でしょう。販売目的や販促用、個人でも見栄えのいいアクリルキーホルダーを作りたいなら、業者に依頼するほうがよさそうです。

 

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アクリルキーホルダーの作成を依頼するには小ロットでも注文できる?

最近、趣味でアクリルキーホルダーを作る女性が増えているようです。アクリルキーホルダーは、同人やアニメのキャラクターをもとに作ることが多いようです。ところで、このアクリルキーホルダーは、小ロットでも作成を依頼できるのでしょうか。データファイルの作成や依頼方法も気になるところです。

 

■小ロットで注文できる?

アクリルキーホルダーを作成している業者のほとんどは、小ロットでも作成を受け付けています。20個から受け付けている業者が多いようですが、この20個はすべて同じデザインでなくてもかまいません。そのため、たとえば2種類のデザインで10個ずつ作成するのでも受け付けてもらえます。

ただし、小ロットだと料金が割高になる場合もあるので、よく調べてから注文するようにしましょう。送料は、2万円以上の注文だと無料となり、それ以下は一律850円くらいの同一金額の場合が多いようです。

料金はまちまちで、安いものだと1個130円くらいからあります。サイズは、40㎜X40㎜~70㎜X70㎜くらいが標準となっています。

 

 

■依頼方法とデータ作成

依頼方法は、業者のホームページから、希望する商品を選んで数量を入力の上、注文作業を進めます。そして、データ入稿後に表示された注文番号を、指定されたメールアドレスに送れば注文完了となります。入稿データ作成は、デザインレイヤー、カットラインレイヤー、白引きレイヤーに分けてデータを作成し、指定された方法でアップロードします。

データ容量が大きい場合は、ネットにある大容量ファイル転送サービスを利用して送ることもできます。両面印刷でアクリルキーホルダーを作るには、裏面に使用するレイヤーも、デザインを反転させた形で作成しなければなりません。裏面の絵柄も表面から印刷するので、文字の部分は反転させておかないと、出来上がったときに読めない文字になってしまいます。

これは、いわゆる鏡文字と呼ばれるもので、鏡に写して正しく読める状態にする必要があります。また、両面印刷の場合は、表と裏のデザインとサイズをピッタリ合わせないと、きれいに仕上がらないので注意しましょう。ちなみに、イラストレーターの設定はCMYK、キャラ画像のデータもCMYKで入稿するのが一般的です。

なお、表面レイヤー、裏面レイヤー、カットラインレイヤー、白引きレイヤーは、完全に重なった状態で入稿するほうが、業者が作業しやすくなります。このとき、表面レイヤーは原寸大で作成することが大切です。白引きは、C0/M0/Y0/K100の「塗り」のみに設定して、キャラ画像の外枠から0.2㎜内側に作成するようにします。

カットラインは、キャラ画像から1.5㎜以上あけることが大切です。カットラインがキャラ画像の輪郭とギリギリだと、出来上がったときにキャラの輪郭が切れる可能性がありますから注意しましょう。

・白引きデータ作成時の注意

入稿するデータのキャラ画像の中にとがった部分があると、白引きレイヤーがはみ出してしまうおそれがあります。そのため、とがった部分の背景には、ゆるいカーブの映像を入れておくといいでしょう。そうすると、ゆるいカーブに沿って白引きされるので、きれいに仕上がります。

・カットライン作成時の注意

先がとがったものや中抜き仕様、隙間が細かく描かれた画像には、カットラインを引くのが難しい場合があります。特にカットラインにえぐれがあったり、鋭角な部分があったりするとレーザーカットの際に、バリが出やすくなります。

そうなると仕上がりがきれいにならないので、なるべく鋭角な部分を減らして、なめらかな曲線にしましょう。デザイン画を描く段階では、このような点まで考慮して作ったほうが、よりよいアクリルキーホルダーを作成することができます。

・画像データの注意事項

キャラ画像のデータの不要な部分は、なるべくトリミングしておくことが大切です。クリッピングマスクで隠しても、トリミングしたのと同じように見えますが、実際には隠した部分もデータサイズに含まれるため、面付けがうまくできないなどの問題が発生します。このあたりの作業は少し複雑なので、自分でできないようなら、業者に相談してみるのもひとつの方法です。

・リンクホルダーの注意点

リンクホルダーは、勝手に加工しないようにしましょう。入稿用テンプレートにある、リンクホルダーのデータを、そのまま使わなくてはなりません。テンプレートのサイズより小さくしてしまうと壊れやすくなり、大きくすると業者のほうで対応できずに時間がかかったり、別料金が発生したりすることもあります。

・その他の注意事項

入稿するキャラ画像の解像度は、350~600dpiくらいにしましょう。また、入稿時はデータのズレやサイズの違いなどがないように、データを重ねて入稿することをおすすめします。ただし、レイヤーは別々にしないと、業者のほうで余計な手間がかかりますから注意しましょう。

アクリルキーホルダーの作成は、20個以上から注文を受け付ける業者が多いのですが、この20個はすべて同じデザインでなくてもかまいません。たとえば2つのデザインを用意して、それぞれ10個ずつ作成を依頼しても受け付けてもらえます。

 

 

■テンプレートが開かないとき

アクリルキーホルダーを作成するには、業者のホームページからテンプレートをダウンロードするなど、ある程度パソコンの知識が必要になります。なぜなら、何も知らずにダウンロードしても、テンプレートが開けないことがあるからです。その場合は、ダウンロードに必要なソフトがパソコンに入っているか、調べる必要があります。

アクリルキーホルダーの原稿用のテンプレートは、多くの場合PSDファイルかAIファイルです。これらのファイルは、あまりパソコンでは使われない形式ですから、これに対応したソフトが入っていないことが多いのです。

そのため、ダウンロードしたテンプレートを開くには、これらのファイルに対応した編集ソフトが必要になります。ネットで探せば無料ソフトもあるので、まずそれを入手してから、テンプレートをパソコンにダウンロードしてください。そうすれば、すぐにテンプレートを開いて、データを作成することができます。

 

■カラータイプとは?

すべての色は3色の組み合わせでできています。この3色のことをカラータイプと言うのですが、これはCMYKカラーとRGBカラーに分けられます。CMYKはシアン・マゼンタ・イエローという3色からできているのが特徴で、印刷用に作られたカラータイプです。

一方で、RGBというのは、赤・緑・青の光の3原色で構成された、ディスプレイ用のカラータイプです。同人やアニメキャラなどのアクリルキーホルダーを作るには、一度ディスプレイ上で作成するためRGBカラーを使いますが、それをデータ入稿して印刷するには、CMYKカラーに変換しなければなりません。

しかし、RGBカラーで作成したイラストをCMYKカラーに変換すると若干色の感じが変わってしまいます。この色補正には、それ専用のレイヤーを作る必要があります。

 

■両面印刷のはみ出し対策

両面印刷をきれいに仕上げるには、表面と裏面がピッタリ重なることが大切です。少しでも重ならない部分があると、そこがはみ出してしまうため、仕上がりがきれいになりません。特に問題となるのは、縦に長い作品や横に長い作品を作る場合です。

長さがあるためにイラストを斜めにして作ることになりますが、この場合回転の角度が少しでも違うとズレが生じて、どちらかがはみ出すことになります。慣れないとはみ出しをなくすことは難しいので、最初は片面印刷だけにするか、あまり長い絵柄のデザインは避けるようにしたほうが、きれいな仕上がりになります。

 

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