アクリルキーホルダーを両面印刷して透けるのを防ぐには

アクリルキーホルダーを作る際に、両面印刷にするとさらに美しい仕上がりになります。
しかし、両面印刷にすると反対側の印刷が透けてしまうことがあります。
これではきれいな印刷にはなりません。
印刷が透けるのを防ぐにはどうすればいいのでしょうか。

□白打ちして透けるのを防ぐ

アクリルキーホルダーを両面印刷にしても、反対側の色やデザインが透けてしまうと仕上がりが美しくなりません。
このような場合は、アクリル板に白打ちすると色が透けるのを防ぐことができます。
白打ちとは、アクリル板に色を塗る前に白く塗って、反対側の色が透けないようにすることです。

アクリル板は透明なので、インクを塗らない部分は透明のままです。
当然ながら、透明のままでは反対側に塗った色が透けてしまうので、最初に白い色を塗っておいて、色が透けるのを防ぐわけです。
このように、両面印刷の場合は最初に白打ちすることで、反対側の色が透けるのを気にすることなく色を塗ることができます。

ただし、白打ちしてあっても、使っている色が濃いと反対側の色が若干透けることがあります。
そのため、両面印刷の場合はあまり濃い色を使わないのがきれいに仕上げるコツです。

□アクキーを作成するには

アクリルキーホルダーは、手作りでも可能ですが、大量に作ったりきれいに仕上げたりする場合は、業者に依頼したほうが確実です。
では、業者に依頼してアクリルキーホルダーを作成するには、どのような手順が必要なのでしょうか。

1.まず、業者にアクリルキーホルダーの作成を依頼し、細かい打ち合わせを行います。
そして打ち合わせ後にイラストデータを入稿します。

2.業者は、受け取った入稿データに著作権などの問題がないかチェックします。
そして、問題がなければプリントデータやレーザーカットデータを作成して、アクリル板に印刷します。

3.印刷したアクリル板をカットして、ナスカンなどの金具をつけて納品します。

アクリルキーホルダー作成は、このような流れで行われます。

□著作権について

上記でも触れましたが、イラストデータについて著作権の問題は重要です。
業者がイラストデータをチェックして、著作権侵害のおそれがある場合は、アクリルキーホルダーの作成を断られます。
また、二次創作物の場合は違法コピーとみなされることもあるので、イラストデータ作成時には十分注意する必要があります。
特に以下のようなケースでは著作権侵害の可能性が高くなるため、作成を拒否される場合があります。

1.明らかに有名キャラクターのコピーやコピーが疑われるケース。

2.依頼者とは関係のないロゴマーク等のコピー。

3.暴力や性描写のあるもの。

ちなみに、ディズニー社が著作権を持つキャラクターやゲームキャラクターも、ほとんどの場合作成を拒否されると思ったほうがいいでしょう。
また、上記以外でも、業者が著作権法違反で訴えられる可能性があると判断した場合は、作成を拒否されます。
著作権についての業者の見解は、各業者のウェブサイトの利用規約に明記されている場合が多いので、依頼する前にチェックすることをおすすめします。

□アクキー印刷の知識

アクリルキーホルダー作成を業者に依頼する場合に、知っておいたほうがいい事柄をまとめてみましょう。

*サイズという意味

業者と打ち合わせしていると、「サイズ」という言葉が繰り返し出てきます。
この場合のサイズとは、アクリルキーホルダーの出来上がりのサイズのことです。
たとえば、50ⅹ50mmサイズのアクリルキーホルダーを作成する場合は、カットラインを考慮して52ⅹ52mmくらいのサイズで作られます。

*解像度とは

業者との打ち合わせには、「解像度」という言葉もしばしば出てきます。
解像度とは画像の細かさを表す数値です。
解像度が上がればそれだけ緻密で美しい画像になりますが、解像度が高くなり画像データが大きくなりすぎると、処理に時間がかかってしまいます。

解像度と同様の単位にdpiというのがありますが、これは1インチ角のスペースに何ドット入っているかを表すものです。
アクリルキーホルダーの印刷では、350dpiくらいあればいいでしょう。
これ以上大きくてもいいのですが、あまりにdpiが大きいと、追加料金が必要になる場合もあるので注意が必要です。

*画像サイズと解像度

一般的に、画像サイズと解像度は比例します。
しかし、必ず比例するとは限りません。
画像サイズが小さくても解像度が高い場合もあれば、その逆もあります。

*片面印刷と両面印刷

アクリルキーホルダーには、片面印刷と両面印刷があります。
片面印刷は文字通り片面だけに印刷したもので、両面印刷はひっくり返すと同じイラストが描かれています。
このため、両面印刷で作成するには、表と裏がピッタリ合っていることが重要です。
わずかでも重ならない部分があると、そこだけはみ出してしまいます。

*出来上がりの色の違い

アクリルキーホルダーの印刷の色は、依頼者と業者のパソコンの違いで若干色に相違が出る場合があります。
その主な原因はディスプレイの色の設定の違いによるものですが、アクリルキーホルダーは業者側で出した色で作られるため、理想の色にするには、事前に業者側の色をチェックしておく必要があります。
これをしっかりやっておかないと、出来上がってから想定した色と違うといった問題が起きる可能性があります。

*カットラインとは

アクリルキーホルダーの仕上げの段階で、コンテンツの周囲をカットする線のことです。
カットラインは、通常業者に任せることが多いのですが、どうしてもカットラインにこだわりたいなら、事前にカットして欲しいラインを伝えておきましょう。
カットラインの仕上がり具合によって、全体の雰囲気が変わる場合もありますが、慣れないうちは業者にまかせたほうがうまくいきます。

*透かしデザイン

透かしが入ると、アクリルキーホルダーはひときわ美しくなります。
しかし、透かしデザインは高度な技術が必要ですし、すべての色が透けるわけではありません。
また、白打ちするかしないかで、透かしの見え方が変わる場合もあります。

□業者の選び方

個人で依頼する場合は、作成するアクリルキーホルダーの個数が少ないことが多いものです。
そのため、業者選びで大切なのは、少ない個数でも低価格で作成してくれるかどうかです。
中には少ない個数だと割高になる業者もあるので、依頼する前に個数別の料金を確認しておく必要があります。

また、初めてアクリルキーホルダーを作成する場合は、まず何をどうすればいいのかもわかりません。
そのため、業者を選ぶ際は、初心者のサポートをしっかりしてくれる業者に依頼したいものです。
業者のホームページには、サイズ別の料金表が掲載されていますが、そこにないサイズでも作れることも多いので、特殊なサイズでも問い合わせてみるといいでしょう。

また、こういった細かい注文でも嫌がらずに引き受けてくれる業者であれば、安心してまかせることができます。
ほとんどの場合、見積もりだけなら無料ですから、大量に作るなど料金が気になる場合は、複数の業者に見積もってもらうことをおすすめします。
もし、無料では見積もりしない業者がいたら、依頼しないほうが無難です。

アクリルキーホルダーの作成依頼は業者のホームページからできますし、イラストデータも同様に送ることができるので、遠方の業者に依頼しても基本的に問題ありません。
しかし、最初のうちは聞きたいことも多いでしょうし、制作現場を見てみたいというのであれば、近くにある業者を選んで実際に訪問してみるのもいいかもしれません。

□まとめ

アクリルキーホルダーを両面印刷して透けるのを防ぐには、白打ちする方法がおすすめです。
ただし、白打ちしても濃い色を使っていると若干透けてしまうことがあるため、両面に印刷する場合はあまり濃い色は使わないようにしましょう。

 

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