アクリルキーホルダーは手軽に制作できる反面、いざデータを準備しようとすると「PNGで入稿して大丈夫?」「白押さえは必要?」「カットパスって何?」と戸惑うことも多いかもしれません。
この記事では、アクキーをPNGデータで入稿する際の注意点から、データ作成の具体的なステップ、白押さえやカットパスの作成ポイントまで丁寧に解説します。
印刷の仕上がりを左右する大切な工程ですので、一つずつ確認しながら進めることで、誰でも高品質なアクキーを作れるようになります。
また、専門ソフトをお持ちでない方のために、無料ソフトでの制作方法や、データ代行サービスの活用方法も紹介します。
制作の途中で悩むポイントを解決しながらスムーズに入稿まで進められるよう、ぜひ参考にしてください。
アクキーはPNGデータで入稿できる?基本条件を解説
PNGで入稿する際の必須条件
アクリルキーホルダーは多くの業者でPNGデータの入稿に対応しています。
ただし、PNGであれば何でも良いわけではなく、次の条件を満たす必要があります。
- 解像度が350dpi以上
- CMYKカラーモード
- 透過背景のPNGであること
- 印刷・カットに必要な要素が揃っていること(白押さえ・カットパスが必要な場合)
特に「透明背景であること」は重要です。不透明のまま入稿すると、意図しない背景色が印刷されてしまうことがあります。
PNGとAIデータの違い
PNGはピクセル(画像)データです。
IllustratorのAI形式はパスデータ(ベクターデータ)で、拡大しても劣化せず、カットパスの作成にも適しています。
| 項目 | PNGデータ | AIデータ(Illustrator) |
|---|---|---|
| データ形式 | ラスタ(画像) | ベクター(パス) |
| 拡大縮小 | 劣化する | 劣化しない |
| 白押さえ作成 | 一部ソフトで可能 | 作成しやすい |
| カットパス作成 | 不可または難しい | 非常に作りやすい |
PNG入稿の場合、カットパスの作成方法は業者によって異なるため、必ず入稿案内を確認しましょう。
入稿前に確認すべきチェックポイント
- サイズは指定通りか
- 余白の有無
- 透過漏れがないか
- 色味が正しいか
- 文字が小さすぎないか(3pt以下は再現が難しい)
この段階でのチェックが、仕上がりを大きく左右します。
アクリルキーホルダー制作に最適な解像度・カラーモード
解像度は350dpi以上が推奨される理由
アクリルキーホルダーは小さな面積に細かく印刷されるため、解像度は印刷品質に直結します。
300dpiでも印刷は可能ですが、より鮮明な仕上がりを求める場合は350dpi以上が推奨されます。
CMYKとRGBの違い
- RGB(光の三原色):デジタル向け
- CMYK(インクの四原色):印刷向け
RGBで作成した画像を印刷すると、色味が落ちたり、くすんでしまうことがあります。そのため、入稿前には必ずCMYKに変換しておきましょう。
背景透過PNGのメリット
PNGは背景を透過できるため、アクキーの輪郭に合わせた自由な形状のデザインが可能です。
透過がしっかりされていれば、意図しない余白や背景色が印刷される心配もありません。
Illustratorなしでもできる!PNGデータの作成方法
無料ソフト・アプリで作る場合
Illustratorを持っていない方でも、次のソフト・アプリを利用してPNGデータを作成できます。
| ソフト名 | 特徴 |
|---|---|
| ibisPaint | スマホで使いやすい。透明背景対応。 |
| MediBang Paint | 無料で多機能。CMYK書き出しに非対応なので注意。 |
| GIMP | 無料の高機能ソフト。CMYK変換にはプラグインが必要。 |
| Canva | デザインが簡単。CMYK対応は限定的。 |
ただし、白押さえ・カットパスの作成は難しいため、必要な場合は専門ソフトを検討することも重要です。
高解像度で保存するための設定
- キャンバスサイズを実寸+塗り足し(3mm)で設定
- 解像度を350dpiに設定
- 背景を透過にする
- カラーモードをCMYKにする(可能なソフトの場合)
複雑なデザインは専門ソフトが必要なケースも
グラデーション・細い線・多色構成などが含まれるデザインでは、白押さえの設定や線幅調整が必要になることがあります。
こういった場合はIllustratorやPhotoshopを使うとスムーズです。
アクキー入稿で多いミスと注意点
RGBのまま保存してしまう
CMYKに変換せずRGBのまま入稿すると、印刷で色味が大きく変わりやすくなります。
背景透過ができていない
透過し忘れると、意図していない余白部分がそのまま印刷されてしまいます。
細すぎる線・小さすぎる文字
0.2mm以下の線は印刷でつぶれることがあります。文字は3pt以上を目安にしましょう。
白押さえ・カットパスがない
白押さえがないとデザインが透け、カットパスがないと正しく加工できないため、入稿不可となる場合があります。
データ容量が大きすぎる
解像度設定が過剰になり、処理に時間がかかることがあります。
アクキーのためのPNGデータ作成ステップ
キャンバスサイズの設定
- 実寸サイズ(例:60mm × 60mm)
- 塗り足し3mm追加し、66mm × 66mmで作成
デザイン制作のコツ
- 線幅は0.3mm以上
- 文字サイズはできるだけ大きめ
- 色数が多い場合は彩度・明度に注意
透明背景の作り方
ソフトによって手順は異なりますが、基本的には「背景レイヤーを非表示」にするだけでOKです。
CMYK変換・350dpiの設定方法
- Illustrator:ドキュメント設定→カラーモード→CMYK
- Photoshop:モード→CMYK
- その他:対応状況を要確認
入稿用ファイル名の決め方
- 半角英数字
- アンダーバー推奨
- 例)akkey_60mm_front.png
白押さえとカットパスの作り方
白押さえとは?必要な理由
アクリルに直接印刷すると、背景が透けてしまうことがあります。
白押さえはその裏側に敷く白インクの層で、これがあることで色が鮮明に見えるようになります。
黒(K100%)で作る白押さえの基本
白押さえ用のレイヤーは、デザイン部分を黒(K100%)に変換して作成します。
カットパスの作り方(外形線の作成)
- デザイン外周に沿ってパスを作成
- 線幅0.1pt程度の細い線で設定
- 塗りなし・線のみ
PNG入稿時、白押さえ・カットパスはどう準備する?
PNGのままではカットパスは作れません。
業者側で作成してくれる場合もあるため、入稿ガイドを確認しておきましょう。
フルプリワークスでは、白押さえ・カットパスの自動生成に対応しています。
データ入稿後の流れと確認ポイント
受付連絡とデータチェック
業者からデータ確認連絡が届きます。
修正依頼の対応について
不足点がある場合は修正依頼が届くため、再提出します。
仕上がりイメージの確認
パーツ位置・色味を丁寧に確認することが大切です。
納品スケジュールの確認
イベントに間に合わせるため、スケジュール管理をしておきましょう。
データ作成に不安がある方へ|代行サービスの活用
データ作成代行を利用するメリット
- ミスが減る
- 白押さえ・カットパスを確実に作成できる
- 時間を節約できる
初心者におすすめの依頼タイミング
- Illustratorを持っていない
- 白押さえの作り方が分からない
- 複雑なデザインを扱う
このような場合に非常に便利です。
フルプリワークスのデータ作成サポート
フルプリワークスでは、
小ロットから高品質フルカラープリント、白押さえ・カットパスの自動生成にも対応しています。
初めての方でも安心して依頼できる体制を整えているため、入稿に不安がある場合にもご利用いただけます。
まとめ|PNGでも高品質なアクキー制作は可能
PNGデータでもアクリルキーホルダー制作を行うことは可能です。
ただし、次のポイントを守ることで、印刷品質をより高めることができます。
- 解像度350dpi以上
- CMYKモードでの保存
- 背景透過
- 白押さえの準備
- カットパスの確認
- 文字や線幅の事前チェック
データ作成が難しい場合は、代行サービスをうまく活用しながら進めていきましょう。
フルプリワークスでも、アクリルキーホルダーをはじめとするアクリルグッズの制作を小ロットから承っています。
クオリティと安心感を重視したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
