アクキーとも呼ばれているアクリルキーホルダーはアクリル樹脂を利用したキーホルダー、本来の目的は鍵を1つにまとめておくためのアイテムです。
鍵以外にも財布やバッグなどのアクセサリーとして利用する、スマートフォン用の携帯ストラップなどで使うこともできます。
市販されているものを購入する方法もあるかと思われますが、自分が描いているデザインを形にできるのもアクリルキーホルダーの魅力と言えましょう。
デザインを考えることができても、原稿の作り方を失敗してしまえばまったく異なる仕上がりになり、上手にできる方法はないのだろうか、売り物に使用したいので上手に作らないと売れないなど色々な悩みも生じます。
しかし、ポイントを掴むことでまったく違った仕上がりになる、予定していた作品とは異なるなどのトラブルを防止することも可能です。
□原稿を作る際の注意点
アクリルキーホルダーの原稿を作る時には、白押さえの範囲指定をしっかりとしましょう。
素材のアクリルは透明な素材、通常通り印刷を行えばステンドグラスなどと同じく透けた状態に仕上がります。
ここで役立つ存在になるのが白押さえの範囲指定です。
この指定を行うと白インクが印刷されることになるので透けない状態に導くことができます。
勿論、白押さえをせずにアクリル素材の透明感を活かす方法もあるので、ガラスや液体などを表現したい時など便利です。
作り方の一つにカットライン指定がありますが、この指定を行うと作品の形状が決定するなど大切なポイントになるものです。
外枠の線から数ミリを開けて切り取ることになるため、この幅を考えたデザインおよび配置にしなければなりません。
枠ぎりぎりにかいてしまうと端が切れてしまうなど、ある程度の余白を設けておくことがポイントです。
ちなみに、中抜きデザインは業者により可能な場合とできない場合がありますので事前に調べておくと安心です。
原稿の作り方の中でも失敗してしまう原因になるのが裏と表を間違えることです。両面印刷を行う時には表面と裏面のデザインがぴったりと同じ位置に一致することが重要なポイントになります。
こればかりを気にし過ぎてしまって、表面と裏面のデザインを反転させてしまった、表側は良いけれども裏側は表と同じデザインを印刷してしまったなどの失敗もないわけではありません。
尚、両面印刷は裏側と表側はそれぞれ同じ面に印刷することになるので、裏面原稿の中に文字を記載する場合、裏側から見た時に正しいデザインになるように注意してください。
業者の中にはテンプレートを用意していることもあるので、テンプレートを使った方法もお勧めです。
□デザインを考える上での注意点
デザインを考える際に、重要になるのはその用途と大きさです。
今回はアクリルキーホルダーのデザイン作成という事で、せいぜい数センチ程度の大きさという事を考慮しなくてはなりません。
そんなデザインを自作する上で注意したい部分と抑えておきたいコツがあります。
まず第一に「配色イメージ」です。
小型で作りますので、多色多彩というのは目に優しくありませんし、小型で作る場合に細部にまで色を使って細かな描写をするのは、デザインそのものを難しくするだけでなく見る人は「凄い」「手が込んでる」とは思っても「見ていて落ち着かない」などの印象を与えてしまうことも多々あります。
キャラクターを描くにしても、動物や何かのエンブレムを描くにしても「基調となる色」を基本にして、その色と相反する色をあまり多く使わない事や細かな部分をデフォルメして表現するなどで「色合いを少なく」しつつそのキャラクターや動物だとわかるモノに仕上げるのが一番の重要部分となります。
次に考えるのは「印象」です。これはそれをどういう風に印象付けるかという事でもありますが、普段から使っている物、鍵やバッグなどに付けて持ち歩くことを想定するなら「ある程度、人に見られても気にならない物」と思考が出て来ます。
例えばキャラクターもののキーホルダーを作ろうと思った際に俗に言う「萌えキャラ」とかだと持ち歩くのは聊か気にかかる人もいるでしょうが、それをデフォルメして「ゆるキャラ」に近づけて見たり「シルエット」などにしただけでもぐっと持ち歩くときの印象は変わってきます。
これに加えて、何かしらのギャグ要素を加えるとか、多くの人が知っているネタを仕込むとさらにそれを持ち歩くことに敷居が低くなるはずです。
最後に成りましたが「分かりやすさ」もデザインを作る際に重要になります。最初の配色イメージにも通じる物があるのですが、アクリルキーホルダーは小物です。
そのデザインは小さくてジッと注視するというよりは、ふとした時に見たり普段ちょいちょい目に入るものであって「パッと見てわかる」とか「パッと見て何となく印象に残る」というのが理想です。
限られたサイズの中で、色の落ち着きと同じくらいその絵柄そのものに情報量が多すぎると目に留まっても気になるばかりでいい印象にならないという事もあれば、逆に情報量が多すぎて何がそこにあるのかパッとでは分からないで心に留まらないという事にもなりかねません。
個人的に使って自分の手元に置くだけの物ならそれでもいいですが、デザインしてグッズや販売を意識するのであれば「他者」がそれをどう使うかも意識したわかりやすさもデザインの重要な要素と言えます。
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