最近、自作のアニメや漫画を作る女性が増えているようです。
さらに、自作のアニメや漫画のグッズを作る人も少なくありません。
ところで、自作のアニメや漫画のイラストから作れるグッズには、どんなものがあるのでしょうか。
また、作る際に注意すべき点があるのか調べてみました。
□自作のアニメや漫画の著作権
アニメや漫画のグッズを作る場合、注意しなければならないのは著作権の問題です。
アニメや漫画、ゲームなどのキャラクターを勝手にグッズに使うと、著作権法に触れるおそれがあるので気をつけなければなりません。
しかし、自作のアニメや漫画をもとにグッズを作る場合は、そのアニメや漫画の著作権は自分が持っているわけですから、どんなグッズを作っても問題ありません。
ただし、自作のアニメや漫画でも、登場するキャラクターが何かのアニメや漫画の登場人物に似ている場合は、やはり著作権上の問題が発生する可能性があるので注意が必要です。
では、自作のアニメや漫画のキャラクターをもとに作れるグッズには、どんなものがあるのでしょうか。
□フィギュア
アニメや漫画のキャラクターのフィギュアを作る人は多いようです。
まず材料から紹介していきます。
*エポキシパテ
エポキシパテはいろんなメーカーから出ていて、それぞれ少しずつ硬さや削りやすさに違いがあるようです。
そのため、いろんなエポキシパテを使ってみて、自分に合ったものを探すといいでしょう。
粘土状なので自由に形づくれるため、初心者でも作りやすいのが特徴です。
固まると強度が出るので、丈夫で壊れにくいフィギュアが作れますが、硬くなるまでに時間がかかるのが難点です。
*ポリエステルパテ
チューブに入ったペースト状のパテなので、使いやすいのが特徴です。
複雑なフィギュアの形状でも作りやすく、柔らかい素材なので加工しやすい点も、初心者向きと言えるでしょう。
硬くなるまでに時間がかからないのがメリットですが、気泡ができやすく粉が出やすいのと、臭いがきついのが難点です。
また、硬くなる際に若干縮むので、その点も考慮して作る必要があります。
*スカルピー
オーブン粘土とも呼ばれ、オーブンなどで熱を加えると硬くなる粘土です。
熱を加えなければ硬くならないので、何度でも作り変えることができます。
また、値段が安いのも魅力の一つでしょう。
ただし、焼く際に有毒ガスが発生するので、スカルピー専用のオーブンを用意する必要があります。
また、折れやすいのであまり細いものや、細かい形状を作るのには向いていません。
*石粉粘土
石粉を混ぜた粘土です。
通常の紙粘土に比べて扱いにくいのが難点ですが、上手に使うと紙粘土では出せない質感が得られます。
また、値段が安く切削性がよいのが特徴です。
ただし、厚く盛る造形には向いていないのと、乾燥させて固めるために硬くなるまでに時間がかかるのが難点です。
*アルミ線
フィギュアの骨組みを作るのに使います。100円ショップでも買えるので安いのがメリットです。骨組みは鉄線や銅線でも作れますが、アルミ線のほうが柔らかくて作りやすいのでおすすめです。
□ぬいぐるみ
アニメや漫画のキャラクターをもとに、ぬいぐるみを作ることもできます。
ぬいぐるみを自作するといろんな大きさに作れるので、部屋のインテリアとして使えるほか、クッションや抱き枕としても使用することができます。
このように、さまざまな大きさのものが作れて、実用性があるのがぬいぐるみの特徴です。
ぬいぐるみを自作するには、まずデザインを決めます。
自作のアニメや漫画のキャラクターのぬいぐるみを作る場合は、まずルーズリーフに下書きしましょう。
下書きができたら、設計図を作ります。
設計図は、まず側面図から描いていきましょう。
鼻の形などの出っ張りは、いきなり正面から設計するよりも、側面からのほうが描きやすいので側面図から描いてください。
側面図ができたら、それを横に置いて今度は正面図を描きます。
目や鼻、口などの位置が、側面図とずれないように描いていきましょう。
もしキャラクターの形状が細かい場合は、ある程度デフォルメして作るのがきれいに仕上げるコツです。
正面図を描いたら、側面図と合わせて立体化した状態をイメージしましょう。
設計図が完成したら、いよいよ製作に取り掛かります。
*粘土型を作る
まず、粘土型の中に入れる新聞紙玉を作ります。
新聞紙を丸めてセロテープなどで固定しましょう。
これを芯にして粘土をつけていきます。
新聞玉の芯に粘土をつけていき、設計図通りの形にしていきます。
まず側面図に合わせて形を作っていき、それから正面の形を整えます。
粘土型ができたら、ラップなどで包んでその上からガムテープを貼っていきましょう。
つまり、ガムテープで張り子を作るわけです。
張り子ができたら、縫い目にしたい箇所に線を引いていきます。
次に、カッターを使って線の通りに切り離していきましょう。
切り離したら、なるべく平らになるように切り込みを入れてダーツを作ります。
あとは、ダーツの縁をなぞるようにしながら型紙を起こします。
型紙ができたらその通りに布を裁断し、中に綿などを詰めながら各部分を縫っていけば、ぬいぐるみが完成します。
□アクリルキーホルダー
自作のアニメや漫画をもとに、フィギュアやぬいぐるみを作る方法をご紹介しましたが、どちらも作るのにかなりの時間と手間がかかります。
もっと簡単に作れるものにアクリルキーホルダーがありますので、次にご紹介しましょう。
アクリルキーホルダーは自作でもできますが、やはり業者に依頼したほうがきれいに仕上がります。
業者に依頼するには、まずデザインデータを作成する必要があります。
ほとんどの場合、業者のホームページにデザインデータのテンプレートがありますので、それを利用すれば簡単に作れます。
*具体的なデータ作成
デザインデータは、デザインレイヤー、カットラインレイヤー、白引きレイヤーに分けてデータを作成しなければなりません。
また、両面印刷を希望する場合は、裏面レイヤーも必要になります。
このとき、表と裏のデザインサイズをピッタリ合わせないと、きれいに仕上がりません。
キャラの画像データは、不要な部分をトリミングしておかないと、クリッピングマスクで隠しただけでは、隠した部分もデータに含まれると認識されるおそれがあるので、注意しましょう。
*データ入稿
デザインデータが完成したら注文しましょう。
最近ではほとんどの業者が、1個からアクリルキーホルダーを作成してくれますので、少量の注文でも問題ありません。
*自分で作る
アクリルキーホルダーは、業者に頼まなくても自分で作ることもできます。
まず、印刷した絵柄をアクリル板に乗せてテープなどを使って固定し、イラストに合わせてアクリル板をカットします。
次に、カットした面をやすりできれいに仕上げ、印刷した絵柄をアクリル板に貼り付ければ完成です。
もっと簡単に自作するには、100円ショップで売っている、ハメパチを使う方法などもあります。
□まとめ
自作のアニメや漫画からグッズを作成するには、フィギュアやぬいぐるみ、アクリルキーホルダーを作る方法があります。
自作のアニメや漫画をもとに作るのであれば、著作権の問題はありません。
ただし、自作のアニメや漫画であっても、既存のアニメや漫画のキャラクターに似ていると、著作権上の問題があるので注意しましょう。
フィギュアやぬいぐるみを自作するのは時間と手間がかかりますが、アクリルキーホルダーは業者に依頼してもそれほど高くなく、1個からでも注文できるのでおすすめです。
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