カニカンとナスカンは、アクセサリーやストラップ、キーホルダーなどに使われる身近な金具です。どちらもパーツ同士をつなぐ役割がありますが、形状やサイズ、取り付けやすさ、適した用途には違いがあります。
「カニカンとナスカンは何が違う?」
「アクリルキーホルダーにはどちらが向いている?」
「カニカンはどうやって取り付ける?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
用途に合った金具を選ぶことは、グッズの使いやすさだけでなく、仕上がりの印象を考えるうえでも大切です。
この記事では、カニカンとナスカンの違いを比較しながら、それぞれの特徴や用途、選び方、カニカンの基本的な付け方までわかりやすく解説します。オリジナルキーホルダーやハンドメイドグッズの金具選びで迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
カニカンとナスカンの違いとは?
カニカンとナスカンは、どちらもパーツをつなぐために使用される留め具です。
名前の由来はそれぞれの形状にあり、カニカンは「カニの爪」、ナスカンは「ナス」に似た形をしていることから、そのように呼ばれています。
ただし、見た目だけが異なるわけではありません。一般的にカニカンはアクセサリーなどの比較的小さなアイテム、ナスカンはキーホルダーやバッグチャームなどに使われることが多く、用途にも違いがあります。
まずは、それぞれの特徴を確認してみましょう。
カニカンとは
カニカンとは、カニの爪のような形をした小型の留め具です。
側面にあるレバーを操作するとフック部分が開き、手を離すと閉じる仕組みになっています。簡単に開閉できるため、ネックレスやブレスレット、ストラップ、チャームなど幅広いアイテムに使用されています。
比較的小さなパーツが多いため、金具をあまり目立たせたくないアクセサリーとも合わせやすいのが特徴です。
一方、小さいカニカンは指で操作する部分も小さくなるため、頻繁に取り外すアイテムの場合はサイズにも注目するとよいでしょう。
ナスカンとは
ナスカンは、全体がナスのような形をしたフック型の金具です。
レバーを押すことで開口部が開き、バッグの金具やリングなどに取り付けられます。カニカンよりも大きなサイズが使われることが多く、キーホルダーやストラップ、バッグチャームなどでよく見かける金具です。
また、ナスカンには下部に回転するパーツを備えたタイプもあります。接続部分が回転することで、取り付けたキーホルダーやストラップが動いた際のねじれを抑えやすくなります。
アクリルキーホルダーのように、バッグなどへ取り付けて持ち歩くグッズとも相性のよい金具です。
カニカンとナスカンの違いを比較
カニカンとナスカンの主な違いを整理すると、以下のようになります。
| 比較項目 | カニカン | ナスカン |
|---|---|---|
| 形状 | カニの爪のような形 | ナスのようなフック形状 |
| サイズ | 比較的小型のものが多い | 比較的大きなものが多い |
| 主な用途 | ネックレス・ブレスレット・ストラップ・チャームなど | キーホルダー・ストラップ・バッグチャームなど |
| 特徴 | 小型アイテムにも合わせやすい | 着脱しやすく存在感がある |
| 回転機構 | ないものが一般的 | 回転カン付きのタイプも多い |
| アクキーへの使用 | 小型チャームなどに使いやすい | キーホルダー金具として使いやすい |
このように、どちらか一方が優れているというものではありません。
「何に取り付けるのか」「どのくらいのサイズのグッズに使うのか」「頻繁に着脱するのか」などを考えて選ぶことがポイントです。
カニカンとナスカンはどっちを選ぶ?用途別の選び方
カニカンとナスカンの違いがわかっても、実際にグッズを作る際には「結局どちらを選べばいいの?」と迷うことがあります。
そこで、代表的な用途ごとに選び方を見ていきましょう。
ネックレスやブレスレットにはカニカン
ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーには、カニカンがよく使われています。
カニカンは比較的小さく、チェーンやアクセサリーパーツとなじみやすいためです。
反対側にアジャスターを取り付ければ、ネックレスやブレスレットの長さを調節できる仕様にもできます。
アクセサリーは金具の大きさによって全体の印象が変わることもあるため、チェーンの太さやデザインとのバランスを見ながら選びましょう。
ストラップや小さなチャームにもカニカンが使いやすい
小さなストラップやチャームにも、カニカンを活用できます。
例えば、複数のチャームを付け替えて楽しみたい場合、カニカンを付けておくことで取り外しや交換がしやすくなります。
アクセサリー感覚で楽しめる小型グッズでは、金具自体がコンパクトなカニカンを選ぶことで、モチーフを引き立てやすくなるでしょう。
アクキーやキーホルダーにはナスカン
アクリルキーホルダーや一般的なキーホルダーには、ナスカンがよく使われています。
アクキーはバッグやポーチなどに取り付けて持ち歩くケースが多いため、着脱しやすいナスカンと相性のよいアイテムです。
また、ナスカンそのものにもさまざまな形状があります。シンプルなものだけでなく、ハート型や星型など、デザイン性を持たせた金具を選べる場合もあります。
オリジナルグッズを制作するときは、本体のイラストだけではなく、金具との組み合わせまで考えると統一感のある仕上がりを目指せます。
バッグチャームなど着脱のしやすさを重視する場合もナスカン
バッグチャームなど、付け外しする機会が多いグッズにもナスカンが向いています。
フック部分が比較的大きいため、バッグの金具やリングなどへ取り付けやすいのが特徴です。
ただし、取り付けたい場所によってはナスカンの開口部が通らないことがあります。
バッグの持ち手や太いベルトへ直接取り付けたい場合は、ナスカンの外寸だけでなく「どの程度フックが開くのか」も確認しておくと選びやすくなります。
キーホルダーに使われるナスカンの特徴
キーホルダーの金具としてナスカンを選ぶ際は、形だけではなく、回転機構やサイズ、デザインなどもチェックしてみましょう。
細かなパーツまで意識することで、用途やデザインに合ったオリジナルグッズを作りやすくなります。
回転カン付きならキーホルダーがねじれにくい
ナスカンには、フックと接続部分の間が回転する「回転カン」を備えたものがあります。
バッグにキーホルダーを付けていると、本体が揺れたり回転したりします。接続部分が固定されていると、動きによってチェーンやパーツがねじれる場合があります。
回転カン付きなら金具部分が回転するため、こうした動きに対応しやすいのがメリットです。
特にアクリルキーホルダーのように本体にある程度の大きさがあるグッズでは、使いやすさを考えるうえでチェックしたいポイントです。
ナスカンのサイズもチェックする
ナスカンは、商品によってサイズが異なります。
大きめのナスカンは操作しやすく、バッグなどにも取り付けやすい一方、小さなアクキーに取り付けると金具の存在感が強くなる場合があります。
反対に、小さすぎるナスカンでは、取り付けたい場所にフックを掛けにくくなることがあります。
そのため、
・アクキー本体の大きさ
・取り付けたい場所
・金具をどの程度目立たせたいか
・付け外しする頻度
などを考えながらサイズを決めるとよいでしょう。
金具の形やデザインにも注目する
ナスカンは機能面だけでなく、キーホルダーのデザインを構成するパーツのひとつでもあります。
同じイラストを使ったアクキーでも、金具の形や色、サイズが変わることで全体の雰囲気は変わります。
例えば、かわいらしいデザインにはモチーフ型の金具、シンプルに仕上げたい場合にはベーシックな形状の金具など、アクキー本体とのバランスを考えて選ぶのがおすすめです。
オリジナルグッズを制作するときは、イラストだけに注目するのではなく、金具まで含めて完成形をイメージしてみましょう。
カニカンの付け方・使い方
カニカンは完成したアクセサリーだけでなく、ハンドメイドのパーツとしても使用できます。
ここからは、代表的な取り付け方法を紹介します。
Cカン・丸カン・チェーンを使った付け方
カニカンとチェーンをつなぐ場合には、Cカンや丸カンを使用する方法があります。
用意するものは以下の通りです。
・Cカンまたは丸カン
・カニカン
・チェーン
・平ヤットコなどの工具
基本的な手順は次の通りです。
- Cカンまたは丸カンを開く
- カニカンの接続部分を通す
- チェーンの端を通す
- Cカンまたは丸カンを閉じる
丸カンを開く際は、輪を左右に広げるのではなく、切れ目の両側を前後へずらすように開くのがポイントです。
左右に引っ張って広げると丸い形が崩れやすく、閉じたときに隙間ができる原因になることがあります。
平ヤットコなどの工具を使うと細かなパーツを扱いやすく、閉じる作業も行いやすくなります。
ナイロンコートワイヤーを使った付け方
アクセサリー制作などでは、ナイロンコートワイヤーとつぶし玉を使ってカニカンを取り付ける方法もあります。
用意するものは以下の通りです。
・ナイロンコートワイヤー
・カニカン
・つぶし玉
・つぶし玉を固定するための工具
基本的には、ワイヤーにつぶし玉を通し、カニカンの接続部分へワイヤーを通します。
その後、ワイヤーの端をつぶし玉へ折り返して通し、カニカンの近くまでつぶし玉を移動させてから工具で固定します。
つぶし玉のサイズや固定方法は使用するワイヤーによって異なるため、それぞれのパーツに合ったものを選びましょう。
カニカンを取り付けるときのポイント
カニカンを取り付ける際に確認したいのは、金具同士のサイズのバランスです。
カニカンだけ大きくても、接続する丸カンが細すぎたり小さすぎたりすると、使いにくくなる可能性があります。
また、ネックレスやブレスレットなど自分で着脱するアクセサリーの場合は、実際に操作する場面もイメージしておきましょう。
カニカンのレバーが小さすぎると操作しにくいこともあるため、見た目だけでなく扱いやすさも含めて選ぶことが大切です。
オリジナルキーホルダーは金具にもこだわろう
オリジナルキーホルダーを制作するときは、本体のデザインやサイズに目が向きがちですが、金具も完成度を左右する重要なパーツです。
用途とデザインの両方から、グッズに合った金具を検討してみましょう。
グッズの用途に合わせて金具を選ぶ
カニカンとナスカンのどちらを選ぶか迷ったら、まず「完成したグッズをどのように使うか」を考えてみましょう。
| 作りたいもの・用途 | 選択肢の目安 |
|---|---|
| ネックレス | カニカン |
| ブレスレット | カニカン |
| 小型チャーム | カニカン |
| ストラップ | カニカン・ナスカン |
| アクリルキーホルダー | ナスカン |
| バッグチャーム | ナスカン |
| 頻繁に付け替えるグッズ | 操作しやすいサイズのカニカン・ナスカン |
ただし、これはあくまで一般的な目安です。
グッズのサイズやデザイン、取り付ける場所などによって適した金具は変わります。
オリジナルグッズでは「一般的に何を使うか」だけで決めるのではなく、完成した状態で使いやすいか、デザインに合っているかまで確認するとよいでしょう。
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アクリルキーホルダーは、イラストやロゴなどを活かしやすく、同人グッズや推し活グッズ、イベントグッズ、ノベルティなど幅広い用途に取り入れられるアイテムです。
グッズ制作では、本体のデザインはもちろん、サイズや金具なども含めて完成イメージを考えることが大切です。
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まとめ
カニカンとナスカンは、どちらもアクセサリーやキーホルダーなどをつなぐために使われる留め具ですが、形状やサイズ、得意な用途に違いがあります。
カニカンは比較的小型で、ネックレスやブレスレット、ストラップ、小さなチャームなどに使われることが多い金具です。一方、ナスカンはフック部分が大きく操作しやすいため、アクリルキーホルダーやバッグチャームなどにもよく使用されています。
どちらを選ぶか迷ったときは、グッズのサイズだけでなく、取り付ける場所や着脱する頻度、完成したときのデザインとのバランスまで考えてみましょう。
オリジナルアクリルキーホルダーを制作する場合も、イラストだけではなく金具まで含めて考えることで、用途やイメージに合ったグッズに仕上げやすくなります。

