二次創作グッズにはさまざまな種類がありますが、特にアクリルキーホルダー(以下アクキー)はその手軽さから特に人気のグッズです。
しかし、二次創作グッズを作るときは法的リスクがあることも忘れてはいけません。
そこで今回は、二次創作グッズでアクキーを作る際の著作権との関係と、アクキーを作る場合に避けるべきことを紹介します。
□二次創作と著作権の関係
二次創作グッズを作る際には著作権が避けては通れない道になります。
二次創作に関するいくつかの場合の著作権に関する対応を知っておきましょう。
*二次創作が禁止されている場合
二次創作が明確に禁止されている作品に手を出すと、著作権侵害で訴えられる可能性が高まります。
このようなリスクを避けるために作品の公式サイトやガイドラインで「二次創作禁止」と明示されているかどうかを必ず確認しましょう。
*二次創作ガイドラインが存在する場合
一部の作品では著作権者が二次創作に関するガイドラインを発表しています。
このガイドラインに従って作成すれば法的な問題は少なくなるでしょう。
ただし、ガイドラインがあるからといって安心してはいけません。
常に最新の情報をチェックし、ガイドラインが変更されていないか確認する必要があります。
*二次創作に関する指針がない場合
二次創作に関する指針がない場合、黙認されている可能性もありますがそれでも著作権侵害のリスクは残ります。
このような状況では著作権者に直接連絡を取り許可を得る方法もあります。
許可が得られれば安心して二次創作に取り組めますね。
ただし、許可を得られる確率は必ずしも高くありません。
そのため、許可が得られなかった場合の代替案を考えておくのも重要です。
□二次創作でアクキーを作るときに避けるべきこととは?
1.海賊版を避ける
アクキーを作る際、公式グッズと勘違いされるようなデザインは避けましょう。
これは海賊版とみなされ、法的な問題を引き起こす可能性があります。
オリジナルの絵やデザインを使用するだけでなく公式に似せないようにすることも意識しなければなりません。
2.コピーや盗用は厳禁
公式作品の完全コピーや盗用は、法的にも倫理的にも許されません。
自分自身のオリジナルな要素を加え、独自の解釈やスタイルでアクキーを作成するのが重要です。
SNSに投稿せず個人で楽しむだけであれば咎められませんが、公にした時点で訴訟を起こされる恐れがあることを理解しておきましょう。
3.コンテンツのイメージを損なわないようにする
暴力表現や性的表現を含むアクキーは作品やコミュニティ全体のイメージを損なう可能性があります。
そのような表現を避け、作品の世界観やテーマを尊重することも忘れてはなりません。
4.大量生産は避ける
大量にアクキーを作成し頒布する行為は公式グッズと勘違いされてトラブルを引き起こす可能性があります。
小規模で楽しむことを心掛け、公式グッズとの混同を避けるようにしましょう。
□まとめ
二次創作はとても魅力的な活動ですが法的・倫理的な側面も考慮する必要があります。
作品においてガイドラインが発表されている場合もありますので、二次創作グッズを作成する前に必ず確認しておきましょう。
また、二次創作グッズを作成する際は盗作やコピーを避け、好きなコンテンツのイメージ低下に繋がらないように気をつけましょう。