アクリルキーホルダーは自作と業者に依頼するの、どちらにすべき?

最近若い女性の間で、アクリルキーホルダーを作るのが静かなブームになっています。同人やアニメのキャラクターなどを使って、好きなように作れるのがウケているのでしょう。アクリルキーホルダーは、業者に依頼したほうがいいのでしょうか。

業者に頼むのは、お金もかかるし面倒です。それに、手作りの楽しみもなくなってしまいます。自作するのと業者に依頼するのと、具体的にどんな点が違うのか比較してみました。

 

 

■自作する場合のデザインのコツ

アクリルキーホルダーは、数センチ角の中にデザインを収めるので、配色イメージが大切になります。限られたスペースの中で作るので、あまり色遣いが多いとデザインが難しくなるだけでなく、見づらいものになってしまいます。アニメのキャラクターにしても動物やエンブレムにしても、基本となる色を決めたら、その色と反対の色調の色はなるべく使わないようにするのが、まとまりのあるデザインにするコツです。

また、細かい部分をデフォルメして見やすくするのも、大切なポイントとなります。そのほうが使う色を抑えることができるので、特徴を捉えたわかりやすいデザインにすることができます。アクリルキーフォルダーはアクセサリーですから、見た目が美しいことが大切です。

そのためには、多少デフォルメして本物とディテールが違っても、大した問題ではありません。わかりやすく見やすくて、きれいに仕上がっていることが第一のポイントと考えましょう。次に大切なのが、何の絵柄にするかということです。

こちらのほうが、一番に考えるべきという人も多いことでしょう。しかし、アクリルキーホルダーは数センチ角の中に収めるものですから、絵柄を第一にすると複雑なデザインを選ぶことにもなりかねません。それでは仕上がりがきれいにならないのは、前述したとおりです。

そのため、できれば何の絵柄にするかを最優先にしないほうが、いいものが作れます。アクリルキーホルダーは鍵につけるだけでなく、バッグなどにつけることも多いので人目に触れるものです。

そうなると、いくら自分の好みだとしても、あまりに奇抜なものやきわどいものは避けたほうがいいでしょう。そう考えると、アクリルキーホルダーの絵柄は、ある程度無難なものにすべきなのかもしれません。

 

 

■自作する方法

アクリルキーホルダーは、いくつかの材料を使って自作できます。簡単に手に入る材料で作ってみましょう。

・プラ板を使う

準備するものは、プラ板にレジントップコートなどです。印刷するなら、プリンターで印刷できるプラ板を選ぶ必要があります。

次は、プラ板を好きなサイズにカットしましょう。このとき、絵柄ギリギリでカットしないことが、きれいな仕上がりにするコツです。ついでに、キーホルダーとして使うための穴も開けておきましょう。

次に、トースターにアルミホイルを敷いて、その上にプラ板を置いて焼きます。焼くとかなり小さくなるので、少し大きめに作るのが、上手に仕上げつコツです。

焼きあがった状態は平らではないので、厚手の本の間に挟んで平らにします。次に、平らになったプラ板の上から、レジントップコートを塗ってください。これにキーホルダーをつければ完成です。

・アクリル板を使う

まず、印刷した絵柄をアクリル板に乗せてテープで固定します。次に、イラストに合わせてアクリル板を切ります。それから、切り口の断面をやすりで削って綺麗に仕上げましょう。

印刷した絵柄を透明なシールでアクリル板に貼り付け、キーホルダーを通して完成です。工程は少ないですが、アクリル板が硬いので、カットと削るのに時間がかかるため数多く作るのは困難です。

・ハメパチ(フォトキーホルダー)を使う

ハメパチは100均ショップで売っていますから、サイズや色は好きなものを選びましょう。絵柄はハメパチの形に合わせて作ります。ハメパチの表と裏に違う絵柄を入れても、面白いものが出来上がります。

自由に作れるのが手作りのよさですから、いろんなアイデアを出して自分だけのアクリルキーホルダーを作りましょう。まさにこれがハンドメイドで、世界にひとつだけのアクリルキーホルダーです。ハメパチの素材はアクリル製が多く、ナスカンがついてぶら下げられる作りになっているので、絵柄さえ描けばあとは簡単に作れます。

絵柄のかわりに写真や押し花、プリクラなどを入れてもいいでしょう。
このように、ハメパチを使えば自作のアクリルキーホルダーが簡単に作れます。これまで紹介した中で一番量産が可能なのが、ハメパチを使う方法です。そのため、まずハメパチを使ってアクリルキーホルダー作りに慣れてから、もっと難しい作り方にチャレンジするのもいいかもしれません。

 

■業者が作るアクリルキーホルダー

業者は、専用の機械で絵柄に沿って型を抜き、印刷してアクリルキーホルダーを作ります。そのため品質を一定に保つことができるので量産も可能です。以前は販売用として、企業から依頼を受けてまとまった数を作成することが多かったのですが、現在では1個から依頼を受ける業者も増えており、小ロットでも可能なので個人の注文も多くなっています。

業者が作るアクリルキーホルダーは、複雑な形でも一気に機械でカットしてしまうので、自作のように手間がかかることはありません。

カットしたあとは、アクリルに付着しているほこりや削りカスを除去したり、ブラシで見えないほこりも取ります。それから、カットしたアクリル板にUVインクジェットプリンタで絵柄を印刷して、最後にキーホルダーなどのパーツを取り付けて完成です。

・印刷の種類

業者が行うアクリルキーホルダーへの印刷は、主にUVインクジェット印刷で行われます。アクリル板に直接インクを吹き付けるので、凸凹したアクリル板でもきれいに印刷できるのが特徴です。従来のオフセット印刷のように版下もいらないため、印刷の手間がかからずコストも抑えることができます。

・アクリル板の印刷

アクリル板の印刷は、片面印刷と両面印刷があります。片面印刷なら、裏側は白引きになります。透明な素材に印刷する場合は、一度白引きして印刷すれば、透明なアクリルでも絵柄が透けることはありません。

もちろん、絵柄を透けさせたいなら、白引きをしなければいいだけです。両面印刷は標準的な印刷方法ですから、業者が行うときれいにできるのですが、個人が両面印刷をすると細かい部分を表裏でピッタリ合わせるのが難しく、きれいな仕上がりになりません。また、表刷り印刷でアクリルの表面だけに印刷する方法もあります。

これだと印刷面に触れることたできるので、印刷の凹凸を手触りで楽しめます。これとは別に、裏刷り印刷という手法もあります。

これは、裏面に反転して印刷した絵柄を、透明なアクリル板を通して表側から見るものです。これだと、絵柄が汚れたり摩耗することがありません。

・さまざまなパーツを選べる

業者は先端パーツをいろいろ揃えています。松葉、キーホルダー、ボールチェーンのような標準的なパーツなら、料金とコミでつけてくれることも多いようです。また、このほかに星形やハート形などのナスカンもあるため、オリジナリティの高いアクリルキーホルダーの作成が容易にできます。

このように、個人作成と業者による作成を比較すると、さまざまな違いが見られます。しかし、個人用として使用するだけなら、自作でも十分でしょう。販売目的や販促用、個人でも見栄えのいいアクリルキーホルダーを作りたいなら、業者に依頼するほうがよさそうです。

 

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