「アクキーを初めて作ろうと思っているけれど、用語がよくわからなくて作りづらい」
「せっかくアクキーを作るなら、いろいろ調べてきちんとしたものを作りたい」
「失敗せずにオリジナルのアクキーを制作したい」
そのようにお考えの方はいませんか?
同人グッズの即売会では、同人誌に加えてTシャツやチャームなどの様々な同人グッズが並んでいます。
様々なオリジナリティ溢れる同人グッズを見て、自分も作ってみたいと考える人は多くいます。
そのような方におすすめなのが、アクキーの制作です。
アクキーはその他のグッズと比較すると加工がしやすく、初めての方でも簡単に制作できることが特徴です。
そこで今回の記事では、初めてアクキーを制作する方や制作方法をおさらいしたい方に向け、アクキー制作時に気をつけるべきポイントについてご紹介します。
□〈アクキー制作のポイント1〉カットラインについて
*カットラインって?
アクキーの特徴は、そのアウトラインを多様な形にできる点にあります。
同人即売会で並んでいるアクリル樹脂製のグッズの多くは、絵柄に沿ってアクリル板が切り取られています。
このようなデザインにする際、どこをどのようにカットするのかを示すのがカットラインです。
*カットラインの形
一般的には、アクキーのカットラインは用いられているデザインに沿って作られます。
例えば3頭身のキャラクターとその背景にハートがあるデザインのキーホルダーを作りたいとします。
その場合、キャラクターのアウトラインだけでなく背景に使ったモチーフも合わせてアウトラインを作る必要があります。
*カットラインの入ったデータを作ろう
作ったデザインにカットラインを足すには、illustratorというソフトを使用します。
このソフトでは、パソコン上で点をつなげ、線のデータを作成できます。
・デザインとラインの間の距離に注意
カットラインを足す際には、その位置に注意しましょう。
ラインがデザインした時の一番端になる部分に近いと、実際にアクリル板をカットした際にずれが生じやすくなります。
印刷がずれると、想定していたデザインとはかなり異なった雰囲気になる可能性もあります。
また、多くの場合、アクリルチャームの制作ではまず絵柄のプリントを行います。
その後アクリル板を切りますが、時間をあまり置かずに切られることがほとんどです。
そのため、あまりにもラインとデザインの端が近すぎると器具がイラストに当たって擦れてしまう可能性があります。
・ラインのなめらかさに注意
データを作る際には、そのなめらかさも重要です。
上記でもあるように、illustratorでは点と点をつないでなめらかな線を作ります。
点をむやみに多く作ってしまうと、その間を結ぶ線の数も多くなるため、ラインがガタガタしてしまいます。
そのようなラインのまま無理にカットするといびつな仕上がりになるため、ラインは極力なめらかにする必要があります。
・キーホルダーをつける穴を作ろう
カットされたアクリル板をキーホルダーにするには、金具を取り付ける穴が必要です。
データを入稿する際にはその穴まで作っておきましょう。
取り付ける穴を作るには、まず大小2つの円を作ります。
そして、大きい円の中心に小さい円を配置します。
このドーナツのようになった円を移動させ、穴をつけたい位置に配置します。
この時、絵柄の端から十分に離れた場所に穴が来るように気をつけましょう。
大小2つの円を作る際には、直系の差を5㎜ほど持たせるのがおすすめです。
□〈アクキー制作のポイント2〉パーツ選びについて
アクキー制作では、自分にあったパーツを選ぶのもポイントです。
ここでは、アクキー作りでよく使用されるパーツをご紹介します。
*ナスカン
一般的にアクキーの金具としてイメージしやすいのが、このナスカンです。
言葉の通りカバンなどに引っ掛ける部分が茄子の形と似ているため、このように呼ばれています。
この輪になっている金具の一部を開け閉めすることで、カバンや筆箱などに取り付けられます。
*ボールチェーン
小さなぬいぐるみなどによくついているのが、このボールチェーンです。
金属でできた小さなボールがいくつも連なっており、紐状になっています。
この紐の片方の端には接続のための金具がついており、取り付けられるようになっています。
ボールチェーンの場合、ナスカンでは引っかからなかった太い持ち手のカバンなどにも使用できます。
*ストラップ
ストラップは、細い紐でできた取付用のパーツです。
紐が細いため、折り畳み式の携帯電話やポータブルミュージックプレイヤー、ゲーム機などのアクセサリーとして使用できます。
*カニカン
カニカンは、ナスカンに雰囲気の似た金属のパーツです。
外側についた爪を下に引っ張ることで金具が開き、取り付けができます。
片手でも簡単に取り付けできるのが特徴です。
業者によっては、このカニカンを利用してアクリルチャームが相互に引っ付けられるようにデザインされているものもあります。
いくつもチャームを繋げられることを考慮して、キャラクターのポーズや表情を工夫してデザインするのもおすすめです。
*その他のキーホルダー以外のパーツ
キーホルダーではありませんが、ネックレスやゴムがついたアクリルチャームが作れる業者もあります。
通常のアクキーと同じようにパーツ取り付けのための穴を配置し、そこに金具の付いたゴムやネックレスの紐を通します。
簡単にオリジナルのアクセサリーができるため、アクキーに合わせてこちらもおすすめです。
□〈アクキー制作のポイント3〉白版について
*白版って?
アクリル特有の透明感は、アクキーが同人グッズとして人気な理由の一つです。
しかし、デザインによっては背景を透過させるのではなく、白くしたい場合もありますよね。
そのような時は、白背景をデザインにつけた「白版」のデータを作ることで、思い通りにデザインできます。
*白版にするには
切断のラインと同様に、白板のデータを作るにはillustratorを使用します。
・白の色味に注意
パソコン上では真っ白いように見えても、実際には真っ白ではない場合もあります。
そのため、デザインの背景に使用する白色はK100%に設定するのがポイントです。
・白を塗る範囲に注意
デザインから白色がはみ出してほしくない場合、白色を塗る範囲には細心の注意を払いましょう。
デザインの端と全く同じようなサイズの白背景を作ると、印刷時にずれてしまった際に白色がはみ出て見えてしまいます。
そのため、デザインの端から少しだけ内側に白背景を作ることがポイントです。
*白を活かしたデザインとは
白版のデータを作る場所と作らない場所を変えるだけで、アクキーの雰囲気はがらりと変わります。
背景全てに白色を使うほかにも、文字のある部分にだけ白色を使う方法もあります。
また、キャラクターが描かれている部分は白背景をきっちり作り、背景のモチーフ部分は背景を透明に透けさせるのも人気の手法です。
ご自身の作りたいデザイン、キャラクターにはどのような手法が合うのか、ぜひ考えてみてください。
□まとめ
今回の記事では、アクキー制作で用いられる様々な用語の解説や、制作時のポイントについて詳しくご紹介しました。
数々のポイントに気をつけて制作することで、よりハイクオリティなアクリキーホルダーを作れますよ。
アクキーを制作できる会社をお探しの方はいませんか?
当社ではアクリル樹脂でできたキーホルダーやチャーム、カラビナなどをオリジナルデザインでお作りできます。
ぜひお気軽にご相談ください。
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