皆さんはアクリル製品の掃除中に割れてしまったという経験はありませんか。
強く擦っていたわけではないのにと疑問に思っていた方も多いかもしれませんが、実は掃除中に使用したアルコールが原因なのです。
そこで今回は、アクリル製品の正しいお手入れ方法をご紹介します。
□アクリル製品にアルコールが付着すると割れる?
消毒用アルコールには、アクリル製品を劣化させるという特徴があります。
そのためアクリル製品を、消毒用アルコールで拭き掃除すると白くひび割れてしまいます。
アクリルパネルだけでなく、今人気のアクリルキーホルダーやアクリルスタンドの場合、アルコールで拭くとひび割れや塗装のはげが発生してしまいます。
さらに、火器を扱うキッチンや飲食店では、可燃性のアクリルパネルとアルコールにより火災が発生する恐れがあります。
そのため、アクリル製品を清掃する場合は、アルコール以外で作業しなければなりません。
□アクリル製品の正しいお手入れ方法を紹介!
*水拭きする
指紋や落ちやすい汚れであれば、水拭きするだけでもかなり綺麗になります。
柔らかい布に水を含ませて絞った後、優しく水拭きしましょう。
*中性洗剤を使う
油汚れは中性洗剤を使えば落とせるため、汚れが激しい場合は、水と混ぜて薄めた中性洗剤を使って掃除するのがおすすめです。
落としにくいと強く擦りたくなりますが、薄めた中性洗剤を含ませた布で優しく拭き取りましょう。
*アクリル板専用の除菌スプレーを使う
市販のアクリル板専用除菌スプレーを使えば、さらに頑固な汚れも落とせるだけでなく、ウイルスや菌の対策も可能です。
商品によって使い方が変わるため、記載された方法で掃除しましょう。
ここまでアクリル製品の掃除方法を紹介しましたが、アルコールを使わない以外にも掃除の際に注意すべきことがあります。
1つ目は、柔らかい布を使うことです。
アクリル製品は傷がつきやすく、傷が増えると劣化の原因にもなります。
硬い布を使用したり、強く擦ったりすると簡単に傷になるため、柔らかい布で優しく拭き取るように掃除しましょう。
2つ目は、手袋を使うことです。
アクリル製品には指紋がつきやすいため、掃除中は一向に綺麗になったのを実感できません。
そのため手袋をつけて掃除すれば、指紋すら気にならない完璧な状態まで掃除できるのです。
□まとめ
今回は、アクリル製品をアルコールで掃除する危険性と正しいお手入れ方法について紹介しました。
掃除する時についアルコール消毒を使用しがちですが、アクリル製品の場合はひび割れの原因になってしまいます。
そのため、アクリル製品を掃除する際は、軽い汚れであれば水拭き、汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤で落としましょう。
また、アクリル板専用のスプレーを活用するのもおすすめです。
傷や指紋がつかないように、掃除の際は柔らかい布と手袋の使用を忘れないようにしましょう。