アクリルキーホルダーを自作したいと考えている方の中には、デザインにこだわりたいとお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
せっかくこだわって作ったデザインを印刷しようとしたら、印刷会社から「カット線と印刷内容は2mm離してください」と指示された経験はありませんか。
「なんで、フチなし印刷できないの。」
そう思った方のために、この記事では、アクリルキーホルダーのフチなし印刷におけるカット線と印刷内容の距離について解説していきます。
アクリルキーホルダー制作において印刷カット線との距離はなぜ必要?
ここではアクリルキーホルダーの制作において印刷カット線との距離が必要な理由について解説します。
アクリルキーホルダーの制作を自作されている方はぜひ参考にしてみてください。
アクリルキーホルダーの製作工程では、まずUVプリンターでアクリル板にデザインを印刷します。
その後、レーザーカットで不要な部分を切り離すのですが、このレーザーカットの際に発生する熱が、印刷面に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
特に、白インクは通常のインクよりも固く厚みがあるため、レーザーの熱によって印刷部分が剥がれやすくなってしまいます。
さらに、角の部分は印刷面がこすれる機会が多いため、剥がれやすい傾向にあります。
フチなし印刷を成功させるための方法
カット線と印刷内容を離すことによるデメリットを理解した上で、フチなし印刷を実現するには、いくつかの方法があります。
以下ではフチなし印刷を成功させるための方法をご紹介します。
まず、白インクの使用を避けることを検討しましょう。
白インクは剥がれやすいので、デザインによってはカラーインクのみで表現できる場合があります。
また、データ入稿時にカット線と印刷内容の距離を2mm以上確保することで、レーザーカットによる熱の影響を最小限に抑えることができます。
さらに、印刷会社によっては、カット線と印刷内容の距離を狭くしても剥がれにくい特殊なインクを使用している場合もありますので、問い合わせてみるのも良いでしょう。
まとめ
この記事では、アクリルキーホルダーのフチなし印刷におけるカット線と印刷内容の距離について解説しました。
カット線と印刷内容を離す理由は、レーザーカットによる熱の影響で印刷部分が剥がれやすくなるためです。
フチなし印刷を実現するためには、白インクの使用を避ける、カット線と印刷内容の距離を確保する、特殊なインクを使用するなどの方法があります。
これらの情報を参考に、より高品質なオリジナルのアクリルキーホルダーを制作してみてくださいね。