塩ビとアクリルとPETの違いとは?違いについてご紹介します!

「塩ビとアクリルとPETの違いがよく分からない」
このようにお考えの方は多いでしょう。
素材によって、さまざまな特徴があり、使用用途も異なります。
そこで今回は、透明樹脂の種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
 

□透明樹脂の種類についてご紹介!

 
透明樹脂はポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネートの4種類があります。
これらの透明樹脂は、全て熱可塑性樹脂です。
その中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂は汎用樹脂に分類されることをご存知でしょうか。
ポリカーボネートのみ、汎用エンプラに分類されます。
 
汎用樹脂と汎用エンプラの違いは、耐熱性と強度、曲げ弾性の度合いです。
汎用エンプラは、耐熱温度が100度以上で、強度が49メガパスカル以上、曲げ弾性率が2.4ギガパスカル以上の特性があります。
そのため、100度以上高温環境で使用する場合に汎用エンプラのポリカーボネートを使用すると良いでしょう。
汎用樹脂は、この数値に満たないものを指しますが、その分値段が比較的安価です。
 

□それぞれの特徴についてご紹介!

 
ここからは、それぞれの素材の特徴をご紹介します。
 
1つ目は、ポリエチレンテレフタレートです。
ポリエチレンテレフタレートは、曲げの加工をしても白化しない高い加工性を持っています。
アルコールやエタノールにも強く、対薬品性の面からみても安心といえるでしょう。
ポリカーボネートよりも値段が抑えられますし、塩化ビニルよりも耐久性がありますが、擦り傷がつきやすいことがデメリットです。
 
2つ目は、ポリ塩化ビニルです。
ポリ塩化ビニルは、ポリカーボネートやポリエチレンテレフタレートよりも燃えにくいことが大きな特徴といえるでしょう。
錆や腐食に強く、擦り傷もつきにくいので、高い耐久性がありますよ。
 
また、比較的安価で加工性が優れていることも特徴です。
しかし、透明度が他のものと比べて劣るところがデメリットです。
 
3つ目は、ポリカーボネートです。
ポリカーボネートは非常に優れた素材ですよ。
着火しても、火が消える自己消火性があり、高温下でも形が変わりづらいことが特徴といえるでしょう。
ハンマーで叩いても割れない最高の耐撃性もあり、透明度も高いです。
 

□まとめ

 
今回は、透明樹脂の種類とそれぞれの特徴について紹介しました。
この記事が参考になれば幸いです。
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