お気に入りのアクリルキーホルダーやアクリルスタンド、フィギュアなどを撮影して、Instagram(インスタ)に投稿したいと考える方は多いのではないでしょうか。一方で、「自分で撮った写真なら著作権は問題ない?」「キャラクターグッズをSNSに載せても大丈夫?」と気になることもあるでしょう。
自分で撮影した写真であっても、写っているキャラクターの著作権とは別に考える必要があります。ただし、キャラクターが写っている写真の投稿が、すべて著作権侵害になるわけではありません。
この記事では、キャラクターグッズの写真をインスタなどのSNSに投稿するときの著作権について、写り込みや写真加工、商用利用の違いを交えながら解説します。投稿前に確認したいポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
インスタにキャラクターグッズの写真を投稿すると著作権違反になる?
キャラクターグッズを自分で撮影し、インスタに投稿する行為が著作権侵害に当たるかどうかは、写真の内容や利用方法などによって判断が異なります。
まずは、撮影した写真とキャラクターの著作権の関係を整理しておきましょう。
自分で撮った写真でもキャラクターの著作権は別に考える
著作権とは、文章やイラスト、写真などの創作的な表現を保護する権利です。キャラクターについても、具体的なイラストや造形などが著作物として保護される場合があります。
自分で撮影した写真には、構図や光の当て方などに創作性が認められれば、撮影者に著作権が生じることがあります。しかし、写真の著作権と、被写体になっているキャラクターの著作権は別のものです。
例えば、購入したアクリルスタンドを机の上に置いて撮影した場合、写真を自分で撮ったという理由だけで、キャラクターのイラストまで自由に利用できるようになるわけではありません。
また、グッズを購入して所有することと、そこに表現されたキャラクターを著作権上自由に利用できることも異なります。写真を公開する際には、こうした権利の違いを理解しておくことが大切です。
公式グッズを撮影して投稿する場合の考え方
公式に販売されているキャラクターグッズを撮影し、SNSで紹介することは、ファンの間でも親しまれている楽しみ方の一つです。
ただし、公式グッズであることや、正規の販売店で購入したことだけを理由に、あらゆる写真投稿が認められるとは限りません。
例えば、グッズを中心に大きく撮影した写真と、日常の風景の一部にグッズが写っている写真では、著作権上の検討事項が異なる場合があります。また、権利者が写真投稿についてガイドラインを公開している場合には、その内容も確認する必要があります。
投稿が認められるかどうかは、著作権法上の規定や権利者の許諾などを踏まえて考えることが重要です。「公式グッズだから自由に投稿できる」「キャラクターが写っているから投稿できない」と一律に判断することは避けたいところです。
個人の趣味の投稿と商用利用の違い
キャラクターグッズの写真をSNSに掲載するときは、投稿の目的にも目を向ける必要があります。
例えば、購入したグッズをファン同士で紹介する投稿と、企業の商品広告にキャラクターグッズの写真を使用する投稿では、利用目的が異なります。
個人の趣味として投稿する場合でも、SNSへの公開が自動的に著作権法上の私的使用に該当するわけではありません。一方で、商用目的だからという理由だけで、すべての利用が同じ結論になるわけでもありません。
特に、広告や宣伝、収益につながる活動で写真を使用する場合は、権利者が商用利用をどのように扱っているかを確認することが重要です。投稿者が個人か企業かだけでなく、実際の利用内容を踏まえて判断する必要があります。
キャラクターが写真に写り込んだ場合の著作権は?
旅行先や自宅で撮影した写真に、キャラクターのポスターやアクリルキーホルダーなどが写り込むこともあります。
このような場合には、著作権法における「写り込み」に関する考え方が関係することがあります。
写真への写り込みが認められる場合とは
写り込みとは、写真などを作成する際に、本来の撮影対象とは別の著作物が付随して含まれることを指します。
例えば、部屋全体を撮影したところ、壁に飾っていたキャラクターのポスターが背景に写ったケースなどが考えられます。
著作権法には、一定の条件のもとで、写真などに付随して含まれる著作物の利用を認める規定があります。ただし、どのような写り込みでも認められるわけではなく、著作物の利用状況や権利者の利益への影響などを考慮する必要があります。
そのため、「写真の端に少し写っていれば問題ない」「背景に写っているものはすべて自由に投稿できる」といった判断は適切ではありません。写真の目的やキャラクターの写り方などを踏まえて考えることが大切です。
背景への写り込みとグッズを主役にした写真の違い
キャラクターグッズが背景に写っている場合と、グッズそのものを主役に撮影した場合では、写真におけるキャラクターの役割が異なります。
例えば、カフェのテーブル全体を撮影した際にアクリルキーホルダーが写っている場合と、アクリルキーホルダーを画面いっぱいに撮影した場合では、写真の中心となる対象が違います。
後者のようにキャラクターグッズ自体を主な撮影対象とする場合、単に背景へ写り込んだ場合と同じように考えられるとは限りません。
もっとも、グッズを主役にした写真だから必ず著作権侵害になるという意味ではありません。権利者の許諾やガイドライン、法律上の例外規定などによって判断が異なるため、写真の内容に応じた確認が必要です。
キャラクターグッズの写真をSNSに投稿するときの確認事項
キャラクターグッズの写真をインスタなどに投稿するときは、撮影方法だけでなく、写真の加工内容や公開目的も確認しておきたいポイントです。
ここでは、利用場面ごとに確認することを整理します。
利用場面ごとに確認するポイント
写真の投稿について一律にOK・NGを判断するのではなく、次のような観点から利用条件を確認することが大切です。
| 利用場面 | 確認すること |
|---|---|
| 公式キャラクターグッズを撮影してインスタに投稿する | 権利者のガイドライン、写真の公開方法、利用目的を確認する |
| 背景にキャラクターグッズが写り込んだ写真を投稿する | 写り込みの状況、写真の主な撮影対象、法律上の条件を確認する |
| グッズの写真をトリミングして投稿する | 加工によってキャラクターの扱いがどう変わるか、ガイドラインに制限がないかを確認する |
| 写真に文字や装飾を追加して投稿する | 加工内容が権利者の定める利用条件に沿っているかを確認する |
| グッズの写真を広告や宣伝に使用する | 商用利用に関する規定、権利者の許諾が必要かを確認する |
| ブログやSNSでキャラクターグッズを紹介する | 写真の掲載目的、利用方法、引用に該当する場合の条件を確認する |
同じキャラクターグッズの写真であっても、どのような目的で、どのように掲載するかによって確認事項は変わります。
また、権利者がガイドラインを公開している場合でも、その内容がすべての利用方法を網羅しているとは限りません。記載が見つからない場合は、自由に利用できると決めつけず、必要に応じて権利者への問い合わせなどを検討してください。
写真のトリミングや加工で気をつけたいこと
インスタでは、写真を正方形に切り抜いたり、明るさを調整したり、文字や装飾を加えたりすることがあります。
こうした加工についても、キャラクターの表現をどのように利用しているかが重要です。
例えば、部屋全体の写真からキャラクターグッズの部分だけを大きく切り抜くと、元の写真とは異なり、キャラクターが中心となる画像になります。その場合、元の写真における写り込みと同じ条件で考えられるとは限りません。
また、写真にフィルターをかけたり、文字を追加したりする場合も、加工したという理由だけで著作権上の問題がなくなるわけではありません。
加工の程度や内容によって判断が異なるため、権利者が画像の加工や改変について条件を設けていないか確認することが大切です。
作品やキャラクターの公式ガイドラインを確認する
キャラクターグッズの写真を投稿する前には、作品やキャラクターの権利者が公開しているガイドラインを確認することをおすすめします。
ガイドラインとは、権利者が作品やキャラクターの利用について示しているルールや案内のことです。作品によっては、SNSでの画像投稿や商用利用などについて条件が設けられている場合があります。
確認するときは、次の順番で整理するとわかりやすくなります。
- 作品やキャラクターの公式サイトなどで、画像利用に関するガイドラインを探す
- グッズの写真投稿について説明されているか確認する
- 個人利用と商用利用で条件が分かれていないか確認する
- 写真の加工や掲載方法に関する条件を確認する
- 判断できない点がある場合は、権利者への問い合わせや専門家への相談を検討する
なお、SNS上でほかのファンが同じような写真を投稿していることは、その投稿方法が権利者から認められていることの証明にはなりません。
投稿例を参考にする場合でも、自分が利用する作品の公式な案内を確認することが大切です。
キャラクターグッズの写真投稿でよくある質問
ここでは、自分で撮影したキャラクターグッズの写真をSNSに投稿する際によくある疑問を紹介します。
自分で撮った写真なら自由に使える?
自分で撮影した写真だからといって、写っているキャラクターを自由に利用できるとは限りません。
撮影者に写真の著作権が認められる場合でも、キャラクターのイラストや造形に関する権利は別に存在することがあります。
また、自分だけで写真を楽しむことと、インスタなどのSNSに公開することでは、利用の範囲が異なります。公開アカウントだけでなく、閲覧できる人を限定したアカウントであっても、投稿の状況によって著作権上の検討が必要になる場合があります。
写真を自分で撮影したかどうかに加え、何を写し、どのように利用するかを確認してください。
作品名やキャラクター名を書けば投稿できる?
写真の説明文に作品名やキャラクター名、商品名などを記載することは、閲覧者にグッズの情報を伝えるうえで役立ちます。
しかし、これらの情報を記載しただけで、著作権上の利用条件を満たすわけではありません。
例えば、投稿文に作品名や権利者名を明記していても、それだけで写真の掲載について許諾を得たことにはなりません。また、出典を記載すれば、どのような画像でも引用として利用できるわけではありません。
作品名などの記載と、著作権上の利用の可否は分けて考えることが重要です。
グッズの紹介写真は「引用」として掲載できる?
キャラクターグッズの写真をブログやSNSで紹介するとき、「引用として掲載すれば問題ないのでは」と考える方もいるかもしれません。
著作権法上の引用とは、公表された著作物を、一定の条件を満たして自分の表現の中で利用することです。
引用に該当するかどうかは、公正な慣行に合致しているか、引用の目的上正当な範囲内かなど、複数の条件を踏まえて判断されます。
例えば、グッズの特徴を説明する文章に写真を添える場合でも、紹介目的であれば自動的に引用が成立するわけではありません。写真の必要性や掲載方法、文章との関係などを確認する必要があります。
また、自分で撮影した写真を使用している場合も、被写体であるキャラクターの権利について検討が必要になることがあります。
引用は、作品名や商品名を記載するだけで成立するものではないことを理解しておきましょう。
まとめ|キャラクターグッズの写真は投稿前に利用条件を確認
自分で撮影したキャラクターグッズの写真をインスタなどのSNSに投稿するときは、写真の著作権とキャラクターの著作権を分けて考えることが大切です。
公式グッズの写真投稿や背景への写り込み、写真の加工、商用利用などは、それぞれ確認すべき条件が異なります。まずは権利者が公開しているガイドラインを確認し、写真の内容や利用目的に合った扱いを検討してください。
なお、この記事は著作権に関する一般的な情報を紹介するものであり、個別の利用について法的な判断を示すものではありません。個別の判断は専門家(弁護士など)に確認してください。
アクリルキーホルダーなどのオリジナルグッズに興味がある方は、フルプリワークスのサービス案内もご覧ください。取り扱い内容や利用条件など、詳しくは各種案内をご確認ください。
アクリルキーホルダー・ダイカットグッズ の製作・作成ならフルプリワークス
関連記事:手作りキャラクターグッズの著作権ガイド

